中仙道碓氷関所門

安中市松井田町横川、碓氷関所跡 




 中山道は江戸から京都まで結んだ東海道と並ぶ主要な街道で、江戸時代には横川の地に碓氷関

所が置かれました。この地は峠を越えれば信濃の国となる碓氷峠の麓にあり、関東の地と他地域

との出入り口として、また江戸の守りとしても重要なので、明治2年に関所が廃止されるまで幕

府と安中藩で管理されていました。関所には役宅や同心長屋、番所、等がありましたが現存して

いるのは門のみで、関所の東門が横川駅にも近い碓氷関所跡に移築保存されています。



    関 所 門


 大分修復されたそうですが

主要な柱材と門扉などは関所

当時からの材という事です。

 城門に多い高麗門形式です

が普通の城門と違って門扉が

板戸ではなく格子戸となって

いる所が目を惹きます。







    関 所 跡


 手前の道が旧中山道で、元

の関所門は街道を遮断するよ

うに建っていました。しかし

元の場所(道の真ん中)に戻

す訳にはいかないので、番所

があった石垣の上に移築され

ています。