晴耕庵の談話室
NO.74
標題:ニューカスルから(3) 女王在位50周年記念行事
REPORT
2002/5/26
ロンドン憶良様
在位50周年記念行事の一環で女王は精力的に全英を回って
います。私の住むダラムにも5月8日、夫のPhilip(Duke of
Edinburgh)とともにやってきました。
私もこれを逃したら一生機会はないだろうと思い、また半分は
ミ−ハ−感覚で友人と見に行きました。
Durham Cathedral の広場には手に手に英国国旗を持った小学
生達、大人などが多数の警官の指揮のもと、喜びの顔で女王を
迎えていました。
最初に来たのは白バイならぬ黄色バイに先導されて黒の車が
2台、てっきりこの中に居た真っ赤な帽子、真っ赤なス−ツ姿の
御老婦人がクイ−ンと思って、友人と「見た?見えたね。」んて
いいながら満足げにそこを去ろうと、歩いていたのですが、なぜ
か皆はいっこうに動く気配もなく、警官に聞いたらクイ−ンはあ
と5分で来ます。ということで先に来たのは夫のほうでした。
その後6台の黄色バイに先導されて凄いきれいな車が来ました。
女王様とお付きの女性の乗った特別仕様車が。窓ガラスが、外
からよ−−く見えるように工夫されていました。
中には真黄色の帽子とス−ツを来た女王が目の前をゆっくりと
過ぎていきました。
こちらは皆手を振りましたが、あちらはそんなことはせず、とても
威厳がありました。とても70を過ぎたおばあさんとは思えません
でした。(同じ70代でもうちの母とは月とすっぽん。あたりまえで
すね)
日本の皇室の無条件なあの笑顔とは対称的でした。
クイ−ンは翌日ニュ−カッスルのほうへも行かれたのですが、
ここでハプニング登場。大観衆の中から全裸の男が女王の前
に飛び出し警官に取り押さえられる一場面があったようです。
こういう人もいないと世の中面白くないですね。
以上
MI(in Newcastle)
THANKS
2002/5/26
MI様
現地の状況がよく分かる大変面白い記事です。
どうも有り難うございました。
お住まいはダラムでしたか。ダラムでしたら見事な大聖堂が
ありますね。これからもどうぞ談話室にご寄稿ください。
ロンドン憶良
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