われ国を建つ
(続ノルマン征服記)
はじめに
「見よ、あの彗星を」(ノルマン征服記)によって、英国現王室の開祖
であるノルマンディー公ウィリアムによる1066年12月のイングラン
ド王位戴冠までを紹介しました。
しかし「ヘイスティングズの戦い」に勝ったからとて、イングランド全土
が直ちにウィリアム王に臣従したわけではありません。
反乱につぐ反乱を潰し、大虐殺を行い、スコットランドとの国境紛争を
幾度となく戦い、肉親を幽囚し、ようやくイングランドの征圧「ノルマン
王朝の確立」という大事業を終えます。
しかし、ノルマンディに残した愛息に離反され、遂に息子との戦いで
命を落とします。
建国にはいろいろな傷みが伴いますが、征服から建国までの過程と
彼の苦悩や犠牲、建国の成果などを書いてみたいと思います。
最後まで読まれると、ノルマン風の城と同様に、ノルマンの荘園制度
や文化・司法の影響が、イングランドに色濃く残っていることがわかる
でしょう。
カンタベリー大寺院が頂点に立ったのも、ウィリアム王の配慮でした。
著述の途中で目次や内容を加筆変更することもあります。ご承知おき
ください。
では続編をお楽しみください。
目次(予定)
前編「見よ、あの彗星を」のあらすじ
第1部 凱 歌
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第1章 真白き塔(1)
第1章 真白き塔(2)
第1章 真白き塔(3)
第2章 凱 旋(1))
第2章 凱 旋(2)
第2部 反 乱
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第3章 野生のエドリック
第4章 ケントの反乱
第5章 デンマーク王の野望
第6章 エクセターの抗戦
第7章 マチルダの戴冠
第8章 ミッドランド制圧(1)
第3部 薊の国
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第9章 大脱走(1)
第9章 大脱走(2)
第 10章 ダンカン、マクベス、マルコムの血戦(1)
第 10章 ダンカン、マクベス、マルコムの血戦(2)
第11章 スコッツに咲くマーガレット
第4部 レジスタンス
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第12章 伊達男ヘリウオードの半生
第13章 レジスタンス
第5部 ケルトとの抗争
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第14章 王と王の対決
第15章 ウェールズ鎮圧
第6部 われ国を建つ
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第16章 王弟オド幽囚
第17章 大検地
第18章 法治優先すべし
第19章 十字架と剣
第20章 故郷の嵐
第21章 盛者必衰
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