史上最大の詐欺?

それとも、英国流のユーモア?−LOCH NESS



恐竜の名前は知らなくとも、ネッシーは聞いたことがある。そのような人間を大量
に、(しかも世界じゅうに)今世紀増やしてしまった騒動もごく一部の人を除き、
1994年3月の英高級紙サンデー・テレグラフの報道で一件落着しました。

報道の概要は、前年11月に死去した人物が、死亡直前にネス湖研究家二人に、当
時(1934年4月)の写真の売り込みの中心人物だった人の義理の息子である自
分が、(義理の父に頼まれ)おもちゃの潜水艦を改造し、「ネッシー」を造ったこ
とを告白した、というものです。

もう、過去の作り話になってしまったネッシー騒動ですが、今日でも、かつてネッ
シーが報道される度に一緒に紹介されたウルクハート城(Urquhart Castleこれも
アークァートと発音するのが正しいそうです。)の朽ち果てた姿は、いつ行っても
不透明な湖面と、スコットランド独特の霧(Scots mist)とともに、神秘性を保ち
続けています。

余談ですが、ネス湖はLoch Ness と 呼ばれています。
スコットランドでは、ゲール語の影響が数多くみられ、湖はLoch(ロッホ)、河口
はInver つまりネス湖観光の拠点都市インヴァネスは、(ネス湖下流の)ネス川河
口という意味になります。

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