劇団 「在」

劇団『在』という、在仙で、アマチュアの、すばらしい劇団があった。
川名、佐藤、大石の宮城の高校演劇の重鎮3氏が高校演劇の卒
業生たちと立ち上げた劇団で、初めから総合力のレベルが高か
った。いつも100万円ほどの予算を組んで、けっして赤字を出さ
なかった。その観客動員数はすごかった。装置は、材木を大量に
使った、手抜きを許さないものだった。大石演出には、才能を感
じさせるものがあった。そこに私の学ぶことは、無限にあった。・・

第7回公演   『 ブンナよ木からおりてこい 』

第8回公演・仙台演劇祭‘93 参加『  モ  モ  』

第9回公演      『MIDNIGHT UPRIGHT』

      第10回公演   資料不足
      第11回公演   資料不足

第12回公演       『 ストレイチルドレン 』

第13回公演・新人公演『 消 滅 ご っ こ 』

                      

『在』 On the History

 

  

『在』稽古場

劇団「在」第7回公演

         『 ブンナよ木からおりてこい 』
   作 : 水上 勉     脚色 : 小松幹夫
   演出 :  大石和彦
1992年12月19日(SAT) PM2:30    PM6:30      
          20日(SUN) AM11:00   PM3:00
            
         於・ エルパーク仙台・ギャラリーホール
 動物の姿を借りて弱肉強食の生きざまを考えさせる児童劇。
 3年前の初演時に大変好評を得た作品です。役者、舞台とも、さらに充実
 クリスマス・・・劇団『在』からのプ♭ゼントです。
公演STAFF  

  R.Abe   sendai Tania   M.isii   K.Isizawa   K.Ooisi   H.Ooki   T.Ootomo
    Y.Katamine   M.Kawana   K.Koyama   S.Konno   M.Konno   K.Sato
    M.sato   K.Sibuki   T.Sugai   T.Nigo   M.Nitta   Y.Matukura   K.Minegishi
   T.Monden   S.Yokoyama   Y.Sasaki

あらすじ

  トノサマガエルの子ブンナは、他の子ガ工ルよりジャンプカが優れており、もつと広い世界を見てみようとある日、とてつもな<高いシイの木に登る。
ところが、見晴らしの良い木のてっぺんは恐ろしいトビのえさの取り継ぎ所だった。スズメやモズ、ネズミ、ヘビなどが傷つけられて次々と運ばれ、又運れ去られてい<。
 ブンナはここでさまざまな光景を見る‥…‥…‥
 

後援 仙台市市民文化事業団・河北新報社・東北放送・   
    仙台市教育委員会・仙台市小中PTA連合会

 この公演の少し前に私は入団したように記憶している。しかし、高校演劇の東北大会の役員の仕事と重なったために、何にも出来なかった。かろうじてリハだけは見た。大石演出のすばらしさと、それに応える団員たちの動きに、ただただ感心していた。

 

劇団「在」第8回公演・仙台演劇祭‘93 参加

         『  モ  モ  』
   原作 : ミヒャエル・エンデ    脚本 : 佐藤喜志夫
   演出 :  大石和彦
1993年9月18日(SAT) PM7:00        
        19日(SUN) PM2:00 
            (上演時間1時間50分 休憩10分含む)
         於・ 仙台市青年文化センター
 『はてしない物語』『サーカス物語』などで知られるドイツのファンタジー作家、ミヒャエル・エンデの作品「モモ」。
 大人になってしまったあなた、子供の頃の自由と夢を思い出してみませんか。
CAST STAFF
モモ Y. SASAKI 演出 K.OOISI
カシオペイヤ K.SIBUKI 演出助手 M.SATO
マイスターホラ H.  MASU 舞台監督 T.ANEHA
ベッポ T.KONNO 舞監助手 Y.SASAKI
フィガロ N.TAKEDA 装置 H.MASU   
Y.KANNO
ニノ M.KONNO T.SUGAI   
S.IGARASI
リリアーナ Y.MATUKURA T.KONNO 
A.WATANABE
フランコ T.SUGAI 音響 H.OOKI    
K.SUZUKI
パオラ U.YOSIMURA M.SATO
ギド K.MON 照明 T.KATODA  
M.KONNO
マリア M.SANO N.TAKEDA  
M.SANO
ロ−ザ K.MINEGISI K.KOYAMA
灰色の男   衣装メイク
(小道具)
K.SIBUKI 
N.WATANABE
灰色の男 1 XYQ384 M.SATO Y.SASAKI  
H.YAMAZOE
灰色の男 2   AZX172 Y.KANNO M.ISII
灰色の男 3   BLW553 K.SATO 制作 Y.MATUKURA 
K.SATO
灰色の男 4   PPQ246 T.ANEHA K.MINEGISI 
M.KAWANA
H.MASU 協力 Y.TUJI    
Y.KATAMINE
M.ISII Y.TANNO  
T.NIGOU
警官 S.IGARASI M.NONNO  
N.SATO
街の人々 H.YAMAZOE S.YOKOYAMA 
H.ITO
N.WATANABE 他 音楽 K.SUZUKI

あらすじ

 廃墟となった円形劇場跡に住む不思議な少女“モモ”。そこにはたくさんの大人や子供がやって来る。
 モモがいるだけで皆は楽しくなれる !! 困ったことがあったら、「モモのところに行ってごらn」と誰かが言う。
 そんなモモの住む街にある日、時間泥棒がやってくる。
 みんなの楽しい時間はどんどん盗み取られていく。
 モモと子供達は時間泥棒と対決する為に立ち上がる !
  はたして、みんなの時間はもどるのか・・・・・・?

主催 仙台市   
後援 仙台市教育委員会・河北新報社・東北放送・仙台市小中PTA連合会

 青年文化センターの広い舞台いっぱいに、本格的な装置を展開した、調光室からそれを見ただけで私は胸がいっぱいになった。いっぱい入った観客席と、ほんとにこんな経験するなんて、と当時はもう・・・・

 

劇団「在」第9回公演

         『 MIDNIGHT UPRIGHT 』
                  〜うしみつ時のピアノ〜

                     作 ・ 飯島早苗
                    演出 :  大石和彦
1994年9月24日(SAT) PM6:00
        25日(SUN) PM2:00
         於・ 仙台市若林区文化センター
あらすじ

 地球を離れて、どのくらいたつのでしょうか。生命の存在する新しい星を求めて、人々がまだ出会っていない別のいのちのある星を捜して、2入乗りの宇宙船セント・エルモは出発しました。
 地球からの宇宙船には、若い恋人たちが乗り組んでいました。
 いつの日か、宇宙のアダムとイヴになれる時を目指して。
 けれども、宇宙はあまりにも広く、暗闇はどこまでも深いので、行けば行くほど、若い恋人たたちは互いの心が次第に取り戻しようのないところまで離れていこうとしていくのがわかりました。
 私とあの人も宇宙船の中でただふたりきりでした…………。

C  A  S  T

京晋之佑 T.Monden おまき A.Uemura
瀬川ききょう T.Sugai おはる M.Sano
みなも Y.Sasaki おきみ H.Yamazoe
騒乱尼 Y.Sasaki おくら E.Isii
でん念 T.Nomura 口上師甲 Y.Tanno
まん念 K.Sibuki 口上師乙 S.Unno
十六夜 M.Sano とく T.Konno
はぎの Y.Kanno いわ S.Kaido
かえで M.Isii ひい公 H.Masu
りんどう A.Uemura 侍 1 T.Konno
上様 M.Konno 侍 2 S.Kaido
菊江 A.Watanabe 侍 3 H.Masu
上手の局 U.Yosimura 女1(はるか) U.Yosimura 
下手の局 Y.tanno 男1(信美) M.Konno
亀千代君 K.Sibuki 女2(マキ子) M.Sano
真司郎 S.Kaido 男2(優二) S.Kaido 
徳之進 T.Konno 女3(佳子) H.Yamazoe 
岩之介 H.Masu 男3(真司)  H.Masu
早太郎 Y.Oomaki    

S  T  A  F  F

演出 K.Ooisi 演出助手 M.Sato
舞台監督 O.Hukuzono 舞監助手 A.Watanabe
制作 K.Oota Y.Tanno K.Sibuki
K.Sato M.Kawana N.Watabe
装置 H.Masu T.Aneha T.Konno
Igarin M.Sano Y.Kanno
音響 K.Suzuki H.Ooki Y.Sato
照明 T.Monden M.Konno K.Koyama
小道具 H.Yamazoe A.Uemura  
衣装メイク Y.Sasaki A.Watanabe  
振付 M.Sekiguti 音楽(作曲) S.Okumura 
殺陣 H.Sagawa T.Konno IGARIN
パンフチラシデザイン M.Isii    

           スタッフよりひとこと

演出部・‥‥・“愛”をモットーに営業致しております演出部でございます。
でも愛が裏返って“ムチ”になってしまい(うらみをかって)団員の皆様には迷惑をかけてしまいました。でも時には“ムチ”も必要よね、と自分を納得させ、稽古に臨む二人でありました。

舞 監部…・・・頼もしい舞監と危なっかしい助舞監。芝居の中では一度も対面しない義理の姉妹です。みんなの力でこんなに素敵なお芝居ができあがりました。参加できてうれし−です。

装 置部‥・‥今回はいろんな意味でいつもと違つた装置作りがてきて、とても充実したと思います。T・Aさんの足もとにも及びませんががんばります。

音響部・…‥真夜中の12時までかかつた録音、突然ぶつ壊れたオープンデッキ、いろいろ大変だったけど新しく“角煮”のりょう子ちやんも加わって、美女4人でがんばりま〜す。

照明部・‥…装置作りを手伝ってばかりいたうちらですけど、押さえるところは押さえてきたつもり。まア、わかる人にだけれかってもらえばいいや。いつもながら、お手伝いして下さつた方々、心からありがとうございます。そして
楽しい充実した時間をくれる団員の皆様本当にありがとうございます。

小道具部・‥…何分不慣れなもので、大変でしたけど、『でもぉ〜全々平気―』 装置さんと照明さんには大変お世話になりました。その他、小道具を貸して下さった方々、ありがとうございました。

衣裳・メイク部・‥…“着物という未知への挑戦、戦いぬいた結果はいかがでしようか?不平、不満なんなりと受け付け致します。今後の芝居つくりのために……。
制作部……いつもの合言葉“チケット売れないよ−“予算ガないよ−の制作です。本気で客席が「ガラーン」としていたらどうしよ−!! と心配したんですが‥・‥・。本日は、お忙しい中御来場下さり、本当にありガとうございました。
    

後援 仙台市市民文化事業団・仙台市教育委員会・
    河北新報社・東北放送・仙台市小中PTA連合会

 どういうわけか、芝居の記憶が無いと悩んだが、パンフを写していくうちに、調光室の様子が思い出されてきた。めがねを壊して、急遽老眼鏡を取り寄せて間に合わせたことも。

  

劇団「在」第10回公演

『赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス』

                        作:   別役 実
                        演出: 大石和彦

 

劇団「在」第11回公演

『 海 の 家 族 』

                     作:  川名 又一
                     演出: 大石和彦

 

劇団「在」第12回公演

         『 ストレイチルドレン 』
                  

                     作 ・ 春日 太郎
                    演出 :  今野 俊
1996年11月9日(SAT)   PM6:30
        10日(SUN)  AM11:30     PM14:30
         於・ 山口イベントフォーラム
世界全体をおおいつくしたコンピューターネットワーク『架空王』は、『ノストラダムス』の管理の下に、人類滅亡をめざす。
  「もういい。希望はない。恐怖の大王を復活させるのだ。」
人類滅亡を目指すプロオグラム『パンドラの箱』の人格化したルーチンたち。 激しく生きることを求める少女ノラ。
 少年カグラの目覚めはどこへ行くのか。
  「ずっと忘れていたんだ、たった一つの大切なものが世界の全てであるような生き方を』

 さあ、今夜もアポカリプスチルドレン、夜が明けしまう前に、目を開いて、
 耳を澄まして、手を差しのべて。

C  A  S  T

ノラ Miyuki Taki
カグラ Hirosi Suzuki
マサラ姫 Urara Yosimura
ノストラダムス Masamiti Konno
Mituharu Sano
モノリス Sigenori Yokoyama
バベル Hirono Sato
ガブリエル Yumiko Kanno
DJ Naoki Hurutani
ニュースキャスター Kenji Koyama

S  T  A  F  F

演出 Takasi Konn
演出助手 Kenji Koyama,  Kisio Sato
舞台監督 Mituharu Sano
舞監助手 Takakazu Aneha,  Masamiti Konno,
Sigenori Yokoyama, Hirosi Suzuki
装置 Mituharu Sano, Noki Huruya
衣装メイク Yumiko Kanno,  Miyuki Taki,  Aki Abe
小道具 Miyuki Taki,  Yumiko Kanno,  Aki Abe
Hirono Sato
制作 Kisio Sato,  Kenji Koyama,  
Kayoko Sibuki,  Zensi Koyama
音響 Hiroko Ooki,  Zensi Koyama
照明 Kenji Koyama

後援 仙台市市民文化事業団・仙台市教育委員会・
    河北新報社・東北放送

非常に長い作品だった。登場人物も多く、話も入り組んでいて、当時の『在』の人員でものにするために、作者の了解を得て、かなり苦労しながら、構成しなおした。問題はもう一つあった。ホールがこの年、まったく取れなかった。かといってあきらめるのも嫌だった。この二点、なんとか乗り越えて実現した。

 

劇団「在」第13回公演・新人公演

         『 消 滅 ご っ こ 』
                  〜3600秒の存在と消滅〜

                     作・演出 :  小山 賢治
1997年 6月 8日(SUN)   PM 2:00
                  PM 4:30
         於・ 山口イベントフォーラム
 頬をなでる風は
     命を「はらんでいるーーー・・・
   たとえ この目に見えなくても
         この手にふれられなくても
     地球の子供たちはそこにいる

                私たちはそれを知っている

C  A  S  T

男1(シュウ)  Mituharu Kouji
男2(トラ)  Naoki  Huruya
男3(タカ)  Hirosi Suzuki
女 (マイ)  Aki Abe
ナレーター  Yuuki Itijou

S  T  A  F  F

演出 Kenji  Koyama
演出助手 Hirosi Suzuki
舞台監督 Zensi Koyama
音響 Hiriko Ooki、Hirono Sato
照明 Kenji  Koyama,Zensi  Koyama
装置 Mituharu Sano, Hirosi  Suzuki
舞台美術 Hirosi Suzuki, Mituharu Sano
衣装 Aki Abe
メイク Yumiko Kanno
制作 Mituharu Sano, Naoki Huruya
Kayoko Sibuya,Syun Konno
Tkakazu Aneha,Sigenori Yokoyama
Kisio Sato
スペシャルサンクス MIho Sano,Yuriko Sato
Akemi Watanabe,Mika koyama
演劇集団ラダトロッソ

 

『在』 On the History

1 『ホタルの栖』 ´88 Sep 白鳥ビル
2 『ブンナよ木からおりてこい』 ´89 May   
3 『夢の向こうに』 ´90    
4 『イーハトーボの劇列車』 ´90 Sep エルパーク仙台
5 『七夕の夜』 ´91 Jun 「在」稽古場
6 『たそがれてカサブランカ』 ´92 Mai エルパーク仙台
7 『ブンナよ木からおりてこい』 ´92 Dec エルパーク仙台
8 『モモ』 ´93 Sep 青年文化センター
9 『MIDNIGHT UPRIGHT』 ´93 Sep 若林文化センター
10 『海の家族』 ´95 Jun エルパーク仙台
11 『赤ずきんちゃんの森の狼たちのX´mas』 ´95 Dec エルパーク仙台
12 『ストレイチルドレン』 ´96 Nov 山口イベントフォーラム
13 『消滅ごっこ』 ´97 Jun 山口イベントフォーラム