仙台演劇研究会

 

仙台演劇研究会第17回5月公演

  夢在 便所のマリア
      ――お々 さらば、映画よ
              
作   寺山修司 
                構成・演出  丹野文夫
                美術  大嶋貴明

1993年5月28日(金)    
                           仙台市戦災復興記念館ホール
中年の男 : 暗くなった・・・・でも、ほら。   
   私らの映画は始まりはしない。なぜか?
   入場券を買わないからか?
          プロデューサーが入院しているからか?
   違うね。
   この世には私らの映画なんて存在しないからですよ。
便所のマリア :   ふるさとまとめて花いちもんめ。
   もしも心がすべてならいとしいベットはなんになる?

キ    ャ    ス    ト

中年の男1 Y. Kamioka
中年の男2 T. Kazeno
便所のマリア M. Tateisi
足振りの音楽女 M. Mitubayasi
小林おじいさん Y. Kamioka
通行する影 T. Kazeno
ナレーター・1(さらば映画よ) S. Andou
ナレーター・2(便所のマリア) M. Hanano

ス   タ   ッ   フ

製 作  M. MItubayasi,   K. Kono
      E .Sato
美 術  T. Osima
構成・演出 H. Tanno
演出補  S. Ando
演出助手 M .Kano、 E. Sato
舞 台  Y. Sasaki、 Y. Higuti
      H .Hiraisi
照 明   K.  Koyama,      H . Mitutuka
               Y.  Kamioka,   T. Kazeno
音 響       N. Morikawa,   Y.  Miura
衣 装       K. Kouno,       K. Kitano
道 具       E.  Sato
記 録       H. Mitutuka,    A. Akama 
 仙台演劇研究会を主宰している丹野氏は高校の大先輩であった。また、同人詩誌「ひびき」には、以前私も何度か顔を出していたというかかわりがあった。ある日、高校演劇の会議が仙台市の中央市民センターで行われたときに、偶然同じ階で練習をしていた。そのとき、手伝い(照明オペ)の依頼を受けた。
 仙台演劇研究会+寺山修司という、どちらも私にとっては初の世界・雰囲気の芝居であった。初めは唖然としていた気がする。そして、馴れた。馴れると、高校演劇との落差は、結構おもしろかった。このときと、次のときの計二回だけお手伝いさせていただいた記憶がある。メンバーのまじめさと、気持ちのまっすぐさには、いま思い出しても頭が下がる。

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