Windows2000回復コンソール
作成日:2000/10/15
前回、VAIO SR9/KのHDDをNTFSに変換する時、回復コンソールをインストールしました。 インストールしたのは良いですが、使い方が解らなければいざというとき 意味がありませんよね。ということで少し勉強しておきましょう。
トラブルの種類によってどうやってリカバリーするか違います。
Windows2000そのものが全く立ち上がらないのか、
Windows2000が立ち上げ途中で止まってしまうのか。
新しいハードウェアをつけたり、何かインストールした結果正常に
立ち上がらなくなった場合はセーフモードで立ち上げてみましょう。
起動途中にF8を押すことにより起動メニューが表示されるので、
セーフモードで起動することにより最小限のドライバのみ読み込んで起動することにより
問題解決をすることが出来ます。
まったく起動しない場合や、セーフモードでも起動できない場合は 回復コンソールの出番となります。 セキュリティ確保のため、初期設定ではリムーバブルディスクにアクセス出来ないとか、 制約があります。一度トラブル時にどのような作業をするのか想定して、 必要ならこういった制約を解除する必要も出てきますので、 Windows2000のヘルプから回復コンソールをさがして、復旧手順を 調査しておくことをお薦めします。
コマンド | 機能 |
FixBoot | ブートセクタの回復 |
FixMBR | マスターブートレコードの復旧 |
DiskPart | パーティション管理 |
Format | ディスクのフォーマット |
Map | ディスクドライブのマッピング表示 |
Disable | デバイス・サービスの無効化 |
Enable | デバイス・サービスの有効化 |
Expand | 圧縮ファイルの解凍 |
Help | 回復コンソールコマンド一覧の表示 |
安定稼働しているサーバなどでの トラブルで、おそらく一番ありそうなのはディスク周りのトラブルでしょう。 ARCServeなどのバックアップツールを利用していても、実際のトラブル時 スムースに復旧できるかは十分な準備をしているかどうかにかかってきます。 転ばぬ先ならぬ、転んでもすぐ起きあがれるよう準備をしておきましょう。 BOOT.INIでおなじみ?のAdvanced RISC Computingデバイス名表記などは、 上記コマンドでも使用されますので、いざというとき慌てないようにね。
もちろんあなたがPalmユーザなら、こうして調べた結果は メモ帳などにしっかり覚え書きを入っていることでしょう(^^)v
ちなみに、回復コンソールをインストールしていなくても 起動FDなどからも回復コンソールを起動出来ます。しかし、 SR9/Kのような内蔵FDもCDも無い機種ではインストールしておいた方が無難でしょう。 ただし、サービスパックなどを当てた後もうまく行くかは不明です。