コンピュータをもっと便利に使おう
作成日:1999/06/04
世間では「今時コンピュータくらい使わないといけない」とか 思っている人が多いと思います。
ちょっと考えてみて欲しいのですが、 直接コンピュータや、またはアプリケーションソフトをを販売している場合を除き、 コンピュータは直接利益を生み出すことはありません。 いまの世の中でコンピュータを利用している意義はサービスや 生産性をいかに向上するかという点に集約できると思います。
保険業界では携帯端末を使用することにより、いままで一度会社に戻ってから 出力していた設計書や見積書がその場で確認できるようになりました。 だからといって保険の契約による利益が上がったわけではありません。
企業がコンピュータを利用することによって得られる効果は、 結果が早く得られるということか、 人手を減らせるということにつきると思います。 前者は結果を早く得られることにより顧客を待たせない−結果サービス向上に つながる、競合他社と差を付けられるでしょう。 後者は人件費削減などによるローコストにつながります。
コンピュータを導入しよう、業務をコンピュータ化しようという場合は これらの費用対効果を考えなければなりません。
コンピュータ利用のシステム化によってサービスが向上した分、コスト削減もしくは 売り上げの増加が無ければシステム化の意味はありません。 ところが、今日では何処の会社でも似たようなシステム化が行われていて システム化はサービスの向上ではなく、他社に顧客をとられないための 防衛手段でしかなくなりつつあります。 そのため売り上げ増にはならず、システム化のコストがそのまま 利益減につながる可能性があります。
かりにも高いコストを掛けてコンピュータを導入するので有れば、 顧客により上質なサービスを提供できるかどうか、 選任のオペレータを必要としないで誰にでも容易に操作できるかどうか、 生産性が向上するかどうか、などを十分考慮しなければなりません。
そういう風に見たとき、みなさんの会社のコンピュータは 役に立っているでしょうか。もし会社の提供するシステムが使えない、 役に立たないのであれば、個人が技術を身につけるしか有りません。
このページではいかにコンピュータを有効に使うかという ことを、ソフトの使い方から方法論などを交えて書いていきたいと思っています。