音響測定を行う。

 気になる騒音

仕事柄騒音のする環境にいるせいか、ある特定の音が気になる事があります。
部屋にはPCが数台あり、たぶんそれが主な騒音源だと思います。
その音が耳に焼き付いて耳鳴り状態になる事がありかなり不快なので、周波数を調べられる機材が欲しくなりました。
PCのサウンドカードにはマイク端子が付いているので、PCにマイクを接続し、周波数分析を行えるフリーのソフトを使いアナライズしようと思いました。
ただ、PCのサウンドカードではノイズが多く、余り性能が良くないので、USB経由で使用できるサウンドカード、それから測定用のマイクを探す事になりました。
測定用のマイクはWebで調べたら、BEHRINGER社のECM8000というマイクが6,000円以下で購入でき、かなりコストパフォーマンスが高いのでそれに決定。
次にサウンドカードをどうするか?
マイクがコンデンサー型でファンタム電源が必要なので、どうせならマイクをつなげて、ファンタム電源も付いている物という事で、M-AUDIO社のFAST TRACK PROを購入。
後は、マイクスタンドにキャノンプラグ等々・・・・なかなかお金がかかります。
サウンドハウスという便利な店を見つけたので全てそこから購入しました。
Web通販のおかげで便利になったものです。
ノートPCにマイク、FAST TRACK PROを接続した状態。
デスクトップPCはうるさいのでパスです。
マイクスタンドにマイクをセットした状態。
このマイクスタンド、これでなんと2,800円という高コストパフォーマンスです。CLASSIC PROというメーカーらしいですが、しっかりしていてどこにも手抜きがありません。これをみていると、なんでカメラの三脚はあんなに高いのか?と疑問になります。
 スピーカーの測定

ここまでシステムを揃えてしまったので、どうせならスピーカーを測定してみようと思い、いろいろとソフトを探してみました。
測定用のソフトはいろいろありますが、MySpeakerWaveGeneを使ってみました。
WaveGeneではテスト信号をWaveファイルとして落とす事ができるので、それをCDに焼けばチェックCDを作成する事ができます。
実際に周波数毎にCDのトラックとして書き込み、ついでにスィープ信号のトラックも書き込み、チェックCDを作成し測定を行ってみました。
次にMySpeakerを使用して測定を行ってみました。
下の写真はMySpeaker(試用モード)を使用して測定したiQ9の測定結果です。(スペアナ風表示モード)
左チャンネルの正面1mからの測定です。マイクは最上段のユニットの正面に設置しました。
騒音源の調査

測定環境も整備できたので、さっそく騒音源の調査を行いました。
その結果、メインのデスクトップPCから気になる周波数のピークがある事を確認しました。
いっそ買い換えるか?と現在検討中です。
それにしてもこれだけの計測システムが35,000円程度で揃うのですから、良い時代になったものです。
これからオーディオ関連のチェックにかなり使えそうです。
バンドでもやってれば生録音に使えるんですけどね。

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