家庭菜園 参考になれば幸い編(笑)

 うまいトマトが食べたい!

その思いから家庭菜園を始めて6年になりました。
近所には耕作していない農地がたくさんあるので、その1つを借りて野菜を作っています。
今は300坪程借りていますが、実際に使っているのは半分位の面積です。
1人でやっているのでその位の面積が限界です。
あくまで趣味です。
無農薬、有機栽培を行っております。
無農薬だからといって何もやらない訳では無く、ガーデニングで得た知識を応用して、畑で作ったニンニクやトウガラシ、木酢などを利用して害虫防除を行っております。
有機肥料については自分で堆肥を作ったりもしましたが、最近は川合肥料さんから購入しています。
 耕盤との格闘

現在の畑は3年前から借りています。
借りてから気が付きましたが、水はけが悪い。
調べてみると、20cmも掘ると硬い層にぶつかります。長年耕作をしないで、耕作&除草にトラクターを使っていた為、ロータリーで耕した上部はふかふかですが、その下はかなり硬い層になっていました。
その層があると水はけが悪くなります。(この層の事を耕盤といいます)
耕盤は機械を使う畑には必ず存在するようですが、無理やり壊してしまってもあまり良い結果にならないようです。
耕盤のせいか、梅雨時は降水量が多いので土が柔らかくなり、トウモロコシなどは倒れてしまう程でした。本来なら畑を耕さない不耕起農法でもやりたい所ですが、借りた畑を雑草だらけにする訳にはいかないので、所々に深い穴を掘ったり、根の深い野菜を植えたりと地道に改良をしています。
そのせいか年々状態が良くなってきました。
畝の有無による生育実験

作物を作るには畝は必須のように言われていますが、実際どう違うのかを実験してみました。
まあ、結果は見えていたのですが、耕運機を入手する前だったので、畝作りがめんどくさくなって耕作だけした土地で実験してみました。
上の写真が実験結果です。
エダマメで実験しました。
同じ袋のエダマメの種を同じ時期に植えた結果です。上が畝無し、下が畝有りの場合の生育状態です。
あきらかに畝無しの方が貧弱な株になっています。
畝無しの方が雑草のスギナの影響を受けやすかったのかもしれませんが、この畑では畝を作らないと生育が悪いという事です。
雑草の有無による生育実験

次は雑草の影響についてです。
この畑はスギナの繁殖が旺盛で除草が大変なんですが、スギナの影響が強い所はやはり作物の生育も良くないです。
上の写真はトウモロコシの生育の状態です。同じ袋の種を同じ日に植えたものです。
写真の右から中央部分まではスギナの生育が活発でした。はっきりと生育の差が出ています。
トマトの栽培

家庭菜園を始めた目的は、美味いトマトを食べる事なのでいろいろな方法を試しました。
で、結果的には雨除けハウスを作り、乾燥気味に育てれば大丈夫という結果に落ち着きました。
トマトをうまく作りたければ雨除けハウスやビニールハウスで育てるのが一番です。
露地で大玉を作るのはかなり難しいと思います。
せっかく色付いてきた実が疫病で黒くなってしまったり、割れたり・・等々。
実は生るけど、あまり楽しくない状況になります。
ミニトマトなら露地でもなんとか大丈夫です。
ただし、雨除けハウスを作ると、今度はオンシツコナジラミやアブラムシの害が目立つようになりました。
害のひどい物は抜いてしまい、風通しを良くしてやる事で被害は軽減されました。
最初のうちは肥料のやり過ぎで失敗した事もありました。
トマトは肥料が効きすぎると葉が内側に丸まってしまいます。注意深く少量ずつ肥料を与える必要があります。
もし葉が丸まってしまったら、脇芽を放置して伸ばし、肥料を食わせれば段々と収まっていきます。
雨除けハウス

去年は雨除けハウスを購入した事でトマト作りに成功し、美味いトマトを食べる事ができました。
雨除けハウスはホームセンターで安価な物が売られていますが、構造的に弱いです。
屋根部分と途中までビニールで覆うタイプなので、下からの風に弱く、パイプ径も19mmでは細いと思います。そのままでは台風が来たら吹っ飛んでしまうでしょう。
近所に同じ物を建てた人がいましたが、その人のは夏の台風で吹っ飛んでしまいました。
私の場合は2つの雨除けハウスを連結して、前後に補強桟を付けていたのでその時は凌ぎました。
しかし秋の台風では粉砕されてしまいました。なんとパイプが折れていました。
台風が来たら屋根部分のビニールをはがしてしまう方が良いでしょう。
パイプ径も、もっと太いパイプの方が良いと思います。
そしてパイプを埋める深さも30cm〜40cm程度は必要な気がします。
全面をビニールで覆って、風が中に入らないようにすれば効果があるのかもしれませんが?
作りすぎて売るほど収穫〜♪

家庭菜園を始めた頃はいろいろ作りたくて、同じ野菜の品種をいろいろ買ってしまい、ついつい作りすぎてしまいます。
どの野菜も2,3本あれば普通の家族なら充分です。
という事で最近は多品種少量生産を心がけています。

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