スピーカーがやって来た。 KEF iQ9

 久しぶりにスピーカー購入

オーディオ雑誌で目にしたKEFのXQシリーズがとても気にいりました。
丸っこい本体と美しいつき板仕上げ。それからシルバーに光り輝くユニット。
ああ、これは欲しい、と思いました。
そんなスピーカーってあんまり無いんです。
音も大事だけど、毎日見つめるデザインも大事です。
他に気になるスピーカーはJBLの4307。
このスピーカーもいい顔つきをしています。
自分にとっていい顔をしているスピーカーは大抵いい音でした。
さて、XQシリーズだと候補はXQ40です。
でも、結構高いです。
ホームシアター用を考えているので、全部XQシリーズで揃えると、相当な金額になってしまいます。
で、調べていたらIQシリーズがあるのに気がつきました。
Webでいろいろ調べた結果、そのシリーズの中で、iQ9が自分の好みに合いそうだと思いました。
中低域が厚く、これをSOULNOTEで鳴らしたら面白いのでは?
と思い購入しちゃいました。
 オーディオボードの自作

このスピーカーは低音がかなり出るそうなので当然スパイクを使います。
部屋はフローリングですが、床に直接スパイクはかんべんなので、オーディオボードを自作する事にしました。趣味がDIYだし、市販のオーディオボードを買おうなどとはまったく思いません。
あんな物にあんな高い金額を払うなんて馬鹿らしいです。
ホームセンターに行っていろいろ物色していたら、集成材で作った20mm厚のテーブル用の材料があり、木目も綺麗でそのまま使えるので良いかな?
と思い、指で叩いてみたら、皆、音が違うんです。
やはり材料の密度が違うので叩くと音が違います。
こりゃだめだ〜
という事で、一枚板を買って自作する事にしました。
最初はMDFを買って来て、30cm×40cmの物を左右分2枚作りました。
厚さは15mmの物しかないのでそれに決定。
本来ならもう少し厚い物が欲しいところですが。
スパイクを付けたiQ9をその上に置いてみましたが、もう少し厚みが欲しくなったので、その下に更に合板で一回り大きな45cm×45cmの物を作る事にしました。
床の振動を抑える面積を増加させる為と、オーディオボード自体の重量を増やす為です。
これは21mm厚の合板を使いました。
昔、散々お世話になったコンクリートブロックや石材なども検討しましたが、今回は木でやる事にしました。

iQ9に添付のスパイクを付けた状態
自作のオーディオボード。
基本的に板を買ってきて、丸ノコで切断するだけです。
上は30cm×40cmにカットしたMDFで、下は45cm×90cmのラワン合板を半分にカットして、45cm×45cmにした物。
縁をトリマーでトリミングしました。
その2枚を重ねてラッカーで塗装しただけです。
iQ9を乗せた状態です。
iQ9について

高剛性、無共振設計の国産スピーカーを見慣れた目で見ると、華奢な作りです。
やっぱりMade in Chinaです。
各ユニットにプラスチックのカバーが付いていますが、指ではじくとベシベシと良く鳴ります。
ついでにボディも良く鳴ります。
自分で手を入れたくなる所がたくさんあります。
まあ、価格を考えると文句は言えません。
まだ、数時間しか聞いていませんが、自分的にはSOULNOTEとの組み合わせは成功のようです。
ジャンルを選ばず、中低域の充実した音を聞かせてくれます。
小音量時のリニアリティもかなり良いです。
高域の解像度も比較的高く、低音の押し出しも力強く、ボーカルが目の前に浮かびます。息使いがすごくリアルです。女性ボーカルを聞くのが楽しみです。
ロックも良く聞きますが、迫力があります。
自作のオーディオボードとスパイクのせいか?低音がかぶる事も無いです。
シンバルの切れと余韻は良いんですが、ハイハットの切れがもう少し欲しいところです。
ピアノはまだちょっと硬いです。
このスピーカーはホームシアター用にしようかな?と思っていましたが、ピュアオーディオでもいいですね。でも、今のうちにこのシリーズのセンタースピーカーを揃えておくつもりです。

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