久々にオーディオ熱が!

 昔々〜

はるか昔々の中学生の頃、ラジオカセットの音をもう少し良い音で聞けないか?
と思い、スピーカーユニットを近所の電機屋から買って来て、自作のバスレフのキャビネットでスピーカーシステムを作成して以来、段々とオーディオにはまり、オーディオマニアだった頃があります。
その当時バンドをやっていたので自分達の演奏をカセットデンスケで生録したりもしていました。
カセットの音に不満を感じ、AKAIのオープンリールデッキも持っていました。
ちなみに初めて買ったスピーカーユニットはフォステクスのFE103。
フォステクスといえば最近はスピーカーシステムも販売していてがんばっているんだなあ〜
と嬉しくなりました。コーラルは無くなってしまったのかな?
当時、週間FMやFM Fanや STEREOなどの雑誌を講読し、お金をためてはオーディオ機器を買っていました。長岡鉄夫さん設計のスピーカーやラック、レコードプレーヤー等、いろいろと自作していたものです。スピーカーの方はそれから次第にメーカー製の物を購入するようになって行きました。
その間20年程の期間は除々にビジュアル化し、レーザーディスクやビデオ、サラウンド機器が増えて行きました。
しかし、この10年程はパソコン中心の生活になり、家でゆっくりと音楽を聞く機会も無くなっていました。
音楽は携帯プレーヤーか、車の中で聞くものに変わってしまいました。
あれほどあったAV機器も邪魔なのでほとんど処分してしまい部屋が広くなりました。

 オーディオ業界の変貌に驚く

最近、久しぶりにオーディオ雑誌を手に取ってみて驚きました。
あれ程あった国産オーディオメーカーはどこに行ったんだろう?
まともなオーディオ機器を発売しているメーカーはアキュフェーズ、マランツ、デノン、オンキョー、ラックスマンくらい。
パイオニアとヤマハは久しぶりに復活の予兆かな?
マランツとデノン(ここは元々デンオンだったのに、いつの間に変わったのか?)は同じ系列になっているし、スピーカーは外国勢の独占状態。
ダイヤトーンは受注生産のみ!
それに価格の高騰にもびっくり。雑誌を見るとメインは50万円近辺の製品か?
しかもCDオンリーのプレーヤーは絶滅状態。
だからと言ってSACDには欲しいディスクがまったく無いのでSACDプレーヤーには興味無し。
サラウンドに押されて、2chのピュアオーディオは衰退の一途なのかな?
それにしてもケーブル類のチューニング用品の多い事!
ケーブルが10万円なんて!なんだかすごくおかしな世界になってしまったような?
まあ、個人の趣味ですからなんとも言えませんが・・・

SOULNOTE 発見、そして購入

久しぶりに買ったオーディオ雑誌で、SHM-CDなるCDに出会い、旧盤と比較試聴してからというもの、このCDをちゃんとしたCDプレーヤーで聞いたら音が良いんだろうな?
と思うようになり、CDプレーヤーを購入することにしました。
という事で購入機種はマランツのSA-13S1に決定!
で、どこで試聴できるか、どこが安いかといろいろ調査していたら、SOULNOTEというメーカーを発見。
てっきり海外メーカーかと思ったら、なんと日本のメーカーでした。
Webで検索したら、音が良いと評判だったので真面目に調べる事になりました。
調べた結果、手ごろなシステムを発見。
・CDプレーヤーsc1.0
実売価格だと、マランツのSACDプレーヤーSA-15S1より高くて、CD専用?
中身に金がかかっていそうで好印象です。
・プリメインアンプsa1.0
105,000円のアンプなのに出力が10W×2?
そのかわり小音量時の音質は絶品とか?
無駄を廃し、実用性能に重点を置いた、なんとも割り切った姿勢にとても共感しました。
これはとても他のメーカーには真似のできない事です。
もう音マニアは卒業!
やっと、肩の力を抜いて気軽に音楽を楽しみたいと思うようになりました。
そんな時にこんな製品にめぐり合えたのは嬉しい事です。
とりあえずどこで試聴できるのか?とメーカーの販売店リンクを検索しましたが、どうにも変わった所が多くて(汗)
で、調べていたら吉田苑という福岡県のショップを発見しました。
ホームページの作りを見ると、大丈夫かいな?(笑)
という感じでしたが、SOULNOTEの製品についての情報がいろいろ有り、何度か質問したら、丁寧に答えてくれたのでここで購入する事にしました。
で、とりあえずCDプレーヤーを買ったのですが、このCDプレーヤーはバランス出力が出来るので、どうせならバランスで接続したくなり、プリメインアンプsa1.0も購入しました。
吉田苑では、バランス接続用のケーブルをおまけに付けてくれました。
それから3点支持のスパイクピンのスパイク受けや珈琲などもおまけしてくれました。
これはとても嬉しいサービスでした。温もりを感じる良いショップです。

SOULNOTEを聞く。

メインのスピーカーがロジャースのLS3/5Aという骨董品で、出力音圧レベルが82dBという低さなので、10Wで鳴らせるのか?とちょっと不安になりましたが、インピーダンスが11Ωなのでなんとかなるだろうと思っていました。
一応SOULNOTEにも問い合わせてみましたが、お客さんの求める音圧レベルによるので、やってみなきゃ分からないとの事。(まあ当たり前だよね)
まあ、駄目ならスピーカーも買ってしまえという事でアンプが到着するのを楽しみにしていました。
結果的には全然大丈夫でした。
ボリューム位置が9時〜10時あたりが自分には一般的な音量でした。

(ちょっとゴールドっぽく写してみましたが実際のパネルの色はシルバーです。)

という事でラックにセットした状態です。
CDプレーヤー、アンプ共に3点支持のスパイクピンが添付されているので、それを使っています、CDプレーヤー、アンプ共に天板にスパイクピン用の穴が開いており、そこにスパイクピンの先端を差し込むと上の写真のように積み重ねできます。
ただ、この状態で試聴すると、ちょっと音が痩せてしまうような気がしたので、下の写真のようにスパイクピンを付けたまま、別々の棚にセットしました。
やはりこの状態の方が低域の安定感が良くなりました。
ちなみにスパイク受けは使っていません、棚板にそのままスパイクピンぶっすりです。
棚板の傷など気にしません。
ついでにこのCDプレーヤーとアンプは天板が良く鳴ります。
とりあえず自作の銅製ウェイトを各々の天板に載せています。
さて、肝心の音質ですが、CDプレーヤー、アンプを組み合わせた音の印象は全域に渡り解像度の高さというか切れの良さを感じます。
某オーディオ誌の評価では、CDプレーヤーはガッツのある音と表現されていましたが、たしかにガッツを感じます。CDプレーヤー、アンプを組み合わせた音もそんな感じです。
ドラムの切れが良く、バスドラには力が感じられます。ライブの拍手などもひとつひとつの拍手が分離して聞こえるような感じです。安易な表現だとモニタータイプの音って感じかな?
でも、きつさは感じられないんですよ。ボーカルは発音が明瞭に感じられ良い感じです。
小編成のジャズやクラシックを聞くとS/Nの良さを感じ、楽器の響きが良く聞こえる感じです。
LS3/5Aとは相性が良い感じです。極小音量時の音は素晴らしいです。
まあ、あくまで私の試聴感ですので話半分と思って下さい。
もう少しウーファーが大きく、ベースに量感が付くようなスピーカで鳴らすと、もっと面白そうです。
このアンプはヘッドフォン端子がついていますが、ヘッドフォン端子にヘッドフォンプラグをセットすると、スピーカーから音が出なくなります。普通のアンプのようにヘッドフォンアンプを内臓せず、アンプそのものをヘッドフォンアンプとして使う為です。
という事でヘッドフォンも高音質で楽しむ事ができます。実はこの点も購入のポイントになりました。
結局、かなりお気に入りです。(笑)
プリメインアンプの上級機ma1.0に興味が出てきました。

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