ガボン 1996 | ナミビア 2001 | フィリピン 1979 |
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オオセンザンコウ Manis gigantea (センザンコウ科) |
サバンナセンザンコウ Manis temminckii (センザンコウ科) |
マレーセンザンコウ Manis javanica (センザンコウ科) |
有鱗目は、歯がなく体は「うろこ(鱗)」で覆われています。この「うろこ(鱗)」は毛の変化したものです。蹠行性で手と足ともに5本の指があり、それぞれに長い鈎爪があります。舌は細長くミミズの様で、胃は単一で盲腸はありません。アフリカと南アジアに分布し一科一属七種が知られています。
センザンコウは頭胴長50〜60cm、尾長28〜35cmで、体は毛が変化した硬い鱗に覆われ、眠るときや危険を感じたときは、鱗のない腹側を隠すように体を丸めます。平地や山地に棲み、地面に穴を掘って巣にします。夜間、地上または樹上でアリを捕食します。鱗は漢方薬の材料や魔除けなどに使われるため、人間によってかなりの数が捕殺されています。