トーゴ共和国の昆虫切手

ギニア湾に面する小国のトーゴに、18世紀にヨーロッパ人が侵入し始め、1885年にはドイツに占領されて保護領トーゴランドとなり、第一次大戦のドイツ敗北を受け東部はフランスに西部はイギリスに分割統治されました。英領西部は1957年にガーナの一部として独立し仏領東部は1960年にトーゴとして独立しガーナの一部として独立した地域も合流しました。しかし独立後は政局の混乱に見舞われ1967年に軍政に移行しました。1979年に共和制(民政)に移行し安定化に成功しつつあります。
トーゴ共和国から1955年にオオツノコガネを描いた自然保護切手が発行されました。
1996年には甲虫切手6種と小型シート1枚が発行されました。
トーゴ共和国は、自国に棲む昆虫に限定しないで昆虫を描いた切手を発行するため、好ましくない昆虫切手発行国とされていますが、今回取り上げました。

Republic of Togo トーゴ共和国
1955.2.5 自然保護切手
ローヤルオオツノハナムグリ
Goliathus regius ♂
(コガネムシ科)


1996.5.5 甲虫切手
カーラベニカミキリ
Purpuricenus koehleri
(カミキリムシ科)
コガネオサムシ
Carabus auronitens
(オサムシ科)
スギカミキリの一種
Semanotus rassicus
(カミキリムシ科)
アルプスルリボシカミキリ
Rosalia alpina
(カミキリムシ科)
オビゲンセイの一種
Mylabris variabilis
(ツチハンミョウ科)
アティスオニカミキリ
Psalidognathus alys
(カミキリムシ科)
クロスジツヤクワガタ
Odontolabis curera
(クワガタムシ科)


NEXT 切手へ ホームページへ