食虫目

キューバ 2003ナミビア 2000英領ジャージー 1999
キューバソレノドン
Solenodon cubanus
(ソレノドン科)
サバクキンモグラ
Eremitalpa granti namibensis
(キンモグラ科)
ユーラシアモグラ
Talpa europaea
(モグラ科)
東ドイツ 1963英領ジャージー 1999日本 2012東ドイツ 1962
ナミハリネズミ
Erinaceus europaeus
(ハリネズミ科)
コジネズミ
Crocidura suaveolens
(トガリネズミ科)
トウキョウトガリネズミ
Sorex minutissimus
(トガリネズミ科)
ヨーロッパトガリネズミ
Sorex araneus
(トガリネズミ科)


マンシュウハリネズミ
Erinaceus amurensis
(ハリネズミ科)
(食虫目)
カワネズミ
Chimarrogale platycephala
(トガリネズミ科)
(食虫目)
ヒミズ
Urotrichus talpoides
(モグラ科)
(食虫目)
アズマモグラ
Mogera minor
(モグラ科)
(食虫目)


食虫目の起源は非常に古く、中生代白亜紀未に恐竜・翼竜、海生爬虫類や多くの無脊椎動物が消減してしまった頃にすでに生息していました。系統発生学的には、卵性の単孔目(カモノハシなど)や有袋日(カンガルーなど)のような特殊な動物を除いたすべての胎盤を有する哺乳類(真獣類)の始祖とされています。実際、恐竜などと一緒に出土される白亜紀の原始的な食虫類の化石と現生する食虫目との類似点は多く、他の哺乳類が適応放散しながら進化したのに対し、食虫目の動物は非常に長いあいだ原始的形態を保ってきたといえます。霊長目も食虫目から直接分かれたと考えられています。現存する食虫目は400種以上あり、齧歯目や翼手目に次いで種類が多く、南米、グリーンランドやオーストラリアを除く全世界に広く分布しています。日本にはトガリネズミ科とモグラ科の食虫目が分布しています。

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