タマオシコガネ

オートボルタ 1981ベナン 2000フランス 1956
オオタマオシコガネ
Scarabaeus sacer
(コガネムシ科)
オオタマオシコガネ
Scarabaeus sacer
(コガネムシ科)
ヒジリタマオシコガネ(右下)
Scarabaeus typhon
(コガネムシ科)
ニジェール 2000エジプト 1983カンボジア 2000
オオタマオシコガネの一種
Scarabaeus aeratus
(コガネムシ科)
オオタマオシコガネ
Scarabaeus sacer
(コガネムシ科)
オオタマオシコガネの一種
Scarabaeus aegyptlorum
(コガネムシ科)
南西アフリカ 1987フィンランド 1995カンボジア 1998
ニテンスミドリタマオシコガネ
Garreta nitens
(コガネムシ科)
タマオシコガネの一種
Geotrupes stercorarius
(コガネムシ科)
タマオシコガネの一種
Geotrupes geotrupes
(コガネムシ科)
ニカラグア 1988ウルグアイ 2013
ダイコクコガネの一種
Sulcophanaeus chryseicollis
(コガネムシ科)
ミドリニジダイコクコガネ
Sulcophanaeus menelas
(コガネムシ科)
モンセラト 1994アメリカ合衆国 1999キューバ 1988
ニジダイコクコガネの一種
Phanaeus mexicanus
(コガネムシ科)
ダイコクコガネの一種
Phanaeus vindex
(コガネムシ科)
ニジダイコクコガネの一種
Phanaeus leander
(コガネムシ科)
スリナム 1993ホンジュラス 2003スリナム 1993
ニジダイコクコガネの一種
Phanaeus festivus
(コガネムシ科)
ニジダイコクコガネの一種
Phanaeus eximius
(コガネムシ科)
ムラサキオオダイコクコガネ
Phanaeus lancifer
(コガネムシ)


赤道ギニアのアンノボン島 2013 白銅
オオタマオシコガネ
Scarabaeus sacer
(コガネムシ科)

古代エジプトにおいて、糞の玉を転がすタマオシコガネ虫は、太陽を運ぶ神の化身と考えられていました。そこでこの虫の姿を石などに彫ってお守りとする信仰が生まれたのです。一八世紀の大博物学者リンネはこの故事に因んで、糞球を転がす代表的な糞虫の一種をスカラバイウス・サケル、つまり「神聖なる甲虫」と名づけました。フランスではそれをフランス語化してスカラベ・サクレと呼んでいます。その糞を転がす姿にファーブルは深い関心を持ち、徹底した観察と創意工夫に富んだ実験によってその生態を明らかにしました。ファーブルがあれほど豊かな『昆虫記』という大著を著すことができたのは、“神の化身”スカラべに導かれた故と考えることもできるでしょう。

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