サントメ・プリンシペの昆虫切手

サントメ・プリンシペは、西アフリカに位置し赤道直下のギニア湾上に浮かぶサントメ島およびプリンシペ島からなります。無人島だったこれらの島に1470年にポルトガル人が上陸し、以後、ポルトガルは16世紀初頭に植民地として支配を及ぼすと、バンツー系黒人を中心に強制的に移住させ、サトウキビ栽培に従事させると共に、奴隷貿易の中継基地としました。1951年にポルトガルの海外州になり、1975年に独立しました。独立後は、1党独裁下で旧ソ連寄りの政策をとりましたが、1990年には1党独裁を放棄し複数政党制を導入すると共に親欧米路線に転換しました。
このサントメ・プリンシペから1996年に昆虫切手4種が発行されました。2002年にも昆虫切手4種が発行されています。

Sao Tome & Principe サントメ・プリンシペ
1996.1.1 甲虫切手
グラントシロカブト
Dynastes granti
(コガネムシ科)
ウグイスコガネの一種
Platycoelia flavoscutellata
(コガネムシ科)
ウスグロルリボシカミキリ
Rosalia funebris
(カミキリムシ科)
シカツノミヤマクワガタ
Lucanus elaphus
(クワガタムシ科)


2002.3.15 甲虫切手
ホソコモンマラガシーハナムグリ
Euchroea clementi
(コガネムシ科)
シロヘリミドリツノカナブン
Dicranorrhina derbyana
(コガネムシ科)
ニジイロカナブン
Stephanorrhina guttata
(コガネムシ科)
ニシキカワリタマムシ
Polybothris sumptuosa gemma
(タマムシ科)


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