パプア・ニューギニアの昆虫切手

現在はインドネシアになっていますが、かつてはニューギニア等の西半分はオランダ領でした。
そのオランダ領ニューギニアから1961年という昆虫切手としては比較的初期の切手が発行されました。描かれている切手もパプアカブトムシ、パプアキンイロクワガタなどニューギニア特産の特徴ある種類が選ばれています。

Netherlands New Guinea オランダ領ニューギニア
1961.9.15 社会福祉切手
パプアカブトムシ
Scapanes australis
(コガネムシ科)
トホシミツギリゾウムシ
Ectocemus decemmaculatus
(ミツギリゾウムシ科)
パプアキンイロクワガタ
Lamprima adolphinae
(クワガタムシ科)
キンイロジンガサハムシ
Aspidomorpha aurata
(ハムシ科)



パプア・ニューギニアは、ニューギニア島の東半分と周辺の約1万の島からなる国です。16世紀以降ヨーロッパ人が来航し、1828年にはニューギニア島西部がオランド領になり1884年に東部がイギリスとドイツに分割されて支配されました。20世紀初頭にイギリス領はオーストラリアに移管され第一次大戦後はドイツ領も含めてオーストラリアの国連委任統治領となり、1975年にイギリス連邦内の立憲君主国として独立しました。
華麗なタマムシをはじめとする熱帯特有の美しい甲虫を描いた切手4種がパプア・ニューギニアから1967年に発行されました。
1996年に、全て甲虫で統一した通常切手4種が発行されました。
2005年にも、甲虫で統一した通常切手6種が発行されました。

Papua New Guinea パフア・ニューギニア
1967.4.12 通常切手
モモブトオオハムシ
の一種
Sagra speciosa
(ハムシ科)
クロオビアオゾウムシ
の一種
Eupholus schoenherri
(ゾウムシ科)
シラホシルリコガネ
カミキリ
Sphingnotus albertisi
(カミキリムシ科)
アルバート
オナガタマムシ
Cyphogastra albertisi
(タマムシ科)


1996.3.20 通常切手
キクビルリアリモドキ
Lagriomorpha indigacea
(アリモドキ科)
クロオビアオゾウムシの一種
Eupholus geoffroyi
(ゾウムシ科)
ハムシの一種
Promechus pulcher
(ハムシ科)
パプアトゲナシトゲハムシ
Callistola pulchra
(ハムシ科)


2005.6.29 通常切手
パプアトゲナシトゲハムシ
Callistola pulchra
(ハムシ科)
ハムシの一種
Promechus pulcher
(ハムシ科)
キクビルリアリモドキ
Lagriomorpha indigacea
(アリモドキ科)
ゾウムシの一種
Hellerhinus papuanus
(ゾウムシ科)
ゾウムシの一種
Aphorina australis
(ゾウムシ科)
ゴミムシダマシの一種
Bothricara pulchella
(ゴミムシダマシ科)


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