マリの動物切手

マリは、日本の3倍以上の面積を持つアフリカ大陸西部の内陸国です。11世紀以降マリ帝国が栄えイスラム化しますが、1590年から1870年にかけてモロッコに支配され、18世紀末からはフランスの植民地となりました。1958年にフランス共同体内の共和国となり、59年にはセネガルと共にマリ連邦を結成、60年に独立を達成すると同時にセネガルとの連邦を解消して単独国家として誕生しました。ただし、68年にはクーデターが発生し20年以上に亘って軍政が続きました。1991年にクーデターで実権を握ったトゥーレ中佐が政党結成の合法化を決定し、翌年には複数政党制による選挙が実施され、コナレ大統領が誕生し長い軍政に終止符が打たれました。
1965年にマリ共和国から鳥類切手4種が発行されました。
さらに1975年および1976年にアフリカ特産の魚類を描いた凹版印刷の素晴らしい切手が各々5種ずつ発行されました。色彩が鮮やかでお気に入りの一つになりました。

Mali マリ共和国
1965.2.15 鳥類切手
エボシドリの一種
Tauraco persa
(エボシドリ科)
ジサイチョウ
Bucorvus abyssinicus
(サイチョウ科)
エジプトハゲワシ
Neophron percnopterus
(ワシタカ科)
オニアオサギ
Ardea goliath
(サギ科)


1975.5.12 魚類切手
フグの一種
Tetraodon fahaka
(マフグ科)
デンキナマズ
Malapterurus electricus
(デンキナマズ科)
キタリヌスの一種
Citharinus latus
(カラシン科)
ハイドロシンの一種
Hydrocynus forskalii
(カラシン科)
ナイルアカメ
Lates niloticus
(アカメ科)


1976.6.28 魚類切手
ナイルアロワナ
Heterotis niloticus
(アロワナ科)
サカサナマズの一種
Synodontis budgetti
(サカサナマズ科)
ヒゲナガヒレナマズの一種
Heterobranchus bidorsalis
(ヒレナマズ科)
カワスズメの一種
Tilapia monodi
(カワスズメ科)
トゥルービッグスケールテトラ
Alestes macrolepidotus
(アレステス科)


NEXT 切手へ ホームページへ