ケニヤ 2011 | ブータン 1997 | ツバル 2001 | セントビンセント領ベキア島 2011 |
ゴキブリの一種 Cartoblatta sp. (ゴキブリ科) |
ゴキブリの一種 Blatta orientalis (ゴキブリ科) |
ワモンゴキブリ Periplaneta americana (ゴキブリ科) |
ゴキブリの一種 Panchiora nivea (ゴキブリ科) |
クロゴキブリ Periplaneta fuliginosa (ゴキブリ科) (ゴキブリ目) |
クロゴキブリ(幼虫) Periplaneta fuliginosa (ゴキブリ科) (ゴキブリ目) |
一部の種が人家を住み場所にして、全世界に分布を広めたために、すっかり嫌われものになったゴキブリは、本来、熱帯や亜熱帯の昆虫で森林に棲み、主に死んだ動植物を食べています。身近にいるゴキブリは褐色から暗褐色の種が多いです。しかし熱帯には金属光沢のある青みを帯びた美麗種や、緑色を帯びた種もいます。比較的大型の種が多く、最大種は体長11cmもありますが、最小の種がわずか2mmしかありません。直翅系の祖先的な形態を多くとどめてはいますが、背腹に偏平になった体型など固有の特殊化も少なくありません。偏平な体は狭い隙間に入り込むのに適しています。ゴキブリは起源の古い昆虫の一種で、石炭紀後期から化石が発見されています。