イギリスの動物切手

イギリスは、大ブリテン島のイングランド、ウェールズ、スコットランドとアイルランド島の北部から成る連立王国です。紀元前7世紀頃にケルト人が渡来、1世紀にローマ軍の支配下に入り、ローマ軍が撤退した4世紀以降は北欧からアングロ・サクソン人が侵入し、ケルト人をウェールズやスコットランドに追放し、イングランド王国を建設しました。1066年にはフランスのノルマンディ公がイングランドを征服しウィリアム1世として即位しノルマン朝を築きました。1588年に女王エリザベス1世のもと、スペインの無敵艦隊を破り、1600年に東インド会社を設立しました。1707年にスコットランドとイングランドが合体し大ブリテン王国が成立。18世紀の産業革命を経て近代国家の建設が行われました。他方、19世紀のビクトリア女王時代までにアフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアなどに次々と植民地を建設し大英帝国を築きました。しかし、第2次世界大戦を契機に、世界の指導的立場を米国に譲ることになり、終戦と共にアフリカ・アジアを中心とする植民地が次々と独立しました。
1977年にイギリスから野生動物保護切手5種が発行されました。
1998年に発行された「絶滅の危機に瀕する動植物切手」6種の中に、ヨーロッパヤマネを描いた切手およびウタツグミを描いた切手が含まれています。

England イギリス
1977.10.5 野生動物保護切手
ナミハリネズミ
Erinaceus europaeus
(ハリネズミ科)
ケープノウサギ
Lepus capensis
(ウサギ科)
キタリス
Sciurus vulgaris
(リス科)
ヨーロッパカワウソ
Lutra lutra
(イタチ科)
アナグマ
Meles meles
(イタチ科)


1998.1.20 絶滅の危機に瀕する動植物切手
ヨーロッパヤマネ
Muscardinus avellanarius
(ヤマネ科)
ウタツグミ
Turdus philomelos
(ツグミ科)


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