コモロ諸島の昆虫切手

コモロ諸島は、東アフリカとマダガスカル島の間の西インド洋上にあり、16世紀以降、奴隷貿易の中継基地でしたが、19世紀にフランスの保護領となり、1947年以後マダガスカルの一部とフランスの支配下に入りました。1975年に独立し国名をコモロ・イスラム連邦共和国としました。ただし、国家を構成する4島のうちイスラム教徒が多い3島では独立派が多数を占めましたが、キリスト住民投票でフランスに残留する決定をしたことから、見切り発車での独立でした。独立後はクーデターの連続で、1997年になって経済の混迷を理由に、独立した3島のうち2島でフランス再併合、および分離独立を求める機運が高まっており、政情は不安定になっています。
このコモロ・イスラム連邦共和国から1994年に、昆虫を描いた切手9種セットが発行されました。

Comoro Islands コモロ諸島
1994.5.25 昆虫切手
スジツマアカシロチョウ
Colotis zoe
(シロチョウ科)
ヨーロッパメンガタスズメ
Acherontia atropos
(スズメガ科)
カバマダラ
Danaus chrysippus
(マダラチョウ科)
コモロフタオチョウ
Charaxes comoranus
(タテハチョウ科)
アフリカミドリスズメ
Euchloron megaera
(スズメガ科)
アゲハチョウの一種
Papilio phorbanta
(アゲハチョウ科)
クギヌキハサミムシの一種
Hypurgus ova
(クギヌキハサミムシ科)
コガネムシの一種
Onthophagus catta
(コガネムシ科)
ムカシハサミムシの一種
Ecbinosoma bolivari
(ムカシハサミムシ科)


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