チャドの昆虫切手

チャドは、アフリカ大陸では第5の大きな国ですが陸地面積に占める耕地面積は2.5%で大半は砂漠や森林地帯で占められる内陸国です。原住民の王国があったチャドに、イギリス人やフランス人などの探検家が19世紀に訪れ、以後フランスの支配が強まり1910年に仏領赤道アフリカに編入されました。1960年に独立しましたが、その後は北部と南部の対立に始まり政権内の権力闘争さらにはリビア軍対フランス軍など他国を巻き込んだ内戦に発展しました。1987年に暫定停戦に合意し、最近は政情が安定してきました。
このチャドから1968年に蛾を描く4種のシリーズが発行されました。
1972年には昆虫と蜘蛛の切手5種が発行されました。低額3種に昆虫が描かれ、高額2種に蜘蛛が描かれています。
1974年に昆虫切手4種が発行されました。
2012年にキノコと昆虫の切手8種が発行されました。

Chad チャド
1968.10.1 通常切手
ベニゴマダラヒトリ
Utetheisa pulchella
(ヒトリガ科)
アケビコノハの一種
Othreis materna
(ヤガ科)
ヤママヤマユ
Gynanisa maja
(ヤママユガ科)
エピフォラヤママユの一種
Epiphora bauhiniae
(ヤママユガ科)


1972.5.6 通常切手
オビゲンセイの一種
Gorrizia dubiosa
(ツチハンミョウ科)
アフリカサイカブトムシ
Oryctes boas
(コガネムシ科)
ハンエンモントンボ
Hemistigma albipunctata
(トンボ科)


1974.9.3 通常切手
フトタマムシの一種
Sternocera hoschecki
(タマムシ科)
ムシヒキアブの一種
Hyperechia bomboides
(ムシヒキアブ科)
ヨツバコセイボウの一種
Chrysis chrysis
(セイボウ科)
ウスバカミキリの一種
Tithoes confinis
(カミキリムシ科)


2012.9.3 キノコと昆虫の切手
オビゲンセイの一種
Mylabris sp.
(ツチハンミョウ科)
レガリスホウセキカミキリ
Zographus regalis
(カミキリムシ科)
アリの一種
Megaponera foetens
(アリ科)
キリギリスの一種
Eugaster spinulosa
(キリギリス科)
イワベニトンボの一種
Trithemis kirbyi
(トンボ科)
ルキアヒメハラビロトンボ
Palpopleura lucia
(トンボ科)
サバクトビバッタ
Schistocerca gregaria
(バッタ科)
ウスバカゲロウの一種
???
(ウスバカゲロウ科)


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