ブラジルの昆虫切手

ブラジルは、南米大陸の約半分を占める世界5位の大国で、全長6240kmのアマゾン川が北部を西から東に流れ、国土の60%以上をブラジル高原が占めます。1500年以降ポルトガルの支配を受け、1808年には本国にナポレオンが侵攻したことからポルトガル王室がブラジルに避難しリオデジャネイロを首都としました。1822年にポルトガル王室の帰国後もブラジルに留まった皇太子が独立を宣言し、1889年には共和制に移行し1995年には現カルドゾ大統領が誕生しています。ブラジルは鉱物資源に恵まれると共に世界一のコーヒー生産の農業大国で中南米一の工業国でもあり特に自動車産業は盛んです。
ブラジルから1971年に2種の昆虫切手が、1987年に2種の昆虫切手が、1993年に2種の昆虫切手が発行されました。ユカタンビワハゴロモやヘラクレスオオツノカブトなど、南米特産の昆虫が取り上げられています。
2013年にアリを描いた切手4種が発行されました。

Brazil ブラジル
1971.4.28 通常切手
メネラウスモルフォ
Morpho menelaus ♂
(モルフォチョウ科)
タスキアゲハ
Papilio thoas
(アゲハチョウ科)


1987.7.17 通常切手
カマキリの一種
Zoolea lopiceps
(カマキリ科)
ユカタンビワハゴロモの一種
Fulgora servillei
(ビワハゴロモ科)


1993.6.5 通常切手
ヘラクレスオオツノカブト
Dynastes hercules ♂
(コガネムシ科)
セマダラフサヒゲカミキリ
Batus barbicornis
(カミキリムシ科)


2013.6.5 アリ切手
ムネアカオオアリの一種
Camponotus senex textor
(アリ科)
アギトアリの一種
Odontomachus bauri
(アリ科)
チャイロハキリアリ
Atta sexdens
(アリ科)
トフシアリの一種
Solenopsis saevissima
(アリ科)


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