★ハードウェアに関する質問★


3.1: Linux で自動認識されるメモリの最大値を知りたいのですが。

分類
Hardware/Memory
Vine's Version
--
RPM Version
--

具体的な症状

原因・解決法など

カーネルバージョン 2.0.36 から自動認識されるメモリの最大値が 64MB ではなくなりました。

以前は LILO にパラメータとして "mem=128M" のような文字列を渡す必要がありましたが、カーネルバージョン 2.0.36 以上ではその必要はありません。512MB までのメモリは自動認識されることが確認されています。ただし、機種によってはカーネルバージョン 2.0.36 でも 64MB 迄しか認識しない場合もあるようです。その場合は、/etc/lilo.conf の append 文に append="mem=128M" の様に記述し、/sbin/lilo を実行して変更を反映させてください。


3.2: ISA Plug & Play の NIC が認識できないのですが。

分類
Hardware/Network
Vine's Version
--
RPM Version
--

具体的な症状

原因・解決法など

ISA Plug & Play の NIC を Autoprobe することはできません。

ISA Plug & Play の NIC を認識させるには、NIC に割り当てられた IRQ 及び IO ポートアドレスを直接指定する必要があります。その際には、NIC に割り当てられた IRQ に対しては BIOS の Plug & Play 機能をキャンセルする必要があるかも知れません。また、IO ポートアドレスを入力する際にはアドレスを16進数で入力することを忘れないでください。「16進数で入力する」というのは、IO ポートアドレスの数値の前に「0x」(数字のゼロと小文字のエックス)を加えるということです。例えば、「0x220」などとなります。これは、プログラミング言語 C における16進数の表記法です。


3.3: Sound Card の設定の仕方が分からないのですが。

分類
Hardware/Sound
Vine's Version
--
RPM Version
--

具体的な症状

原因・解決法など

Vine Linux では sndconfig というコマンドを使ってサウンドカードの設定をします。

サウンドカードの設定には sndconfig を実行します。その際に PCI Sound Card の場合は自動認識される可能性があります。しかし、サポートされていない PCI Sound Card や ISA Sound Card の場合は、自分の使用している Sound Card 名をリストから選択する必要があります。また、ISA Sound Card の場合は、デバイスが使用する IRQ (割り込み要求番号)、I/O ポートアドレス、DMA チャネルなどを明示的に指定する必要があります。デバイスが使用するこれらのリソースについての情報は、デバイスに付属してくるユーティリティソフトウェア (それらの多くは MS-DOS や MS-Windows 上で動作します) などであらかじめ確認をとる必要があります。


3.4: Floppy Disk をフォーマットする方法が分からないのですが。

分類
Hardware/Disk
Vine's Version
--
RPM Version
--

具体的な症状

原因・解決法など

フロッピーディスクをフォーマットするには様々な方法があります。

一般的に言って、ディスクをフォーマットする際には物理フォーマットおよび論理フォーマットを行う必要があります。Linux 上でフロッピーディスクに対して物理フォーマットを行うコマンドは fdformat です。1.44MB の高密度フロッピーディスクを物理フォーマットするには、次のようなコマンドを実行します。

fdformat /dev/fd0H1440
これによって異常が出なければ、物理フォーマットは完了します。もし異常がでた場合は、そのようなフロッピーディスクは使用できないので注意してください。特に、Linux 上で Vine Linux のインストール用フロッピーディスクを作成する場合は、ここでのエラーに注意してください。

論理フォーマットを行うコマンドは以下のようにいくつか存在します。

MS-DOS ファイルシステムを作成する場合

● mkfs.msdos (mkfs -t msdos も同じ)
mkdosfs-ygg-0.3b-8.i386.rpm に入っています。パッケージのバージョンが上がっている可能性もあります。
● mformat
これは UNIX 上で MS-DOS フォーマットのフロッピーディスクを扱うためのユーティリティ群 mtools に入っています。mtools の本家サイトは こちらにありますので、最新版の RPM パッケージをダウンロードして使われると良いでしょう。

ext2 ファイルシステムを作成する場合

● mkfs.ext2 (mkfs -t ext2 も同じ)
Vine Linux には標準でインストールされています。
また、物理フォーマットと論理フォーマット (MS-DOS ファイルシステムの作成) を一挙にやってくれる SuperFormat というコマンドも存在するようですが、Vine Linux には標準では用意されていないようです。


3.5: Vine Linux で IntelliMouse の Wheel 機能を使いたいのですが。

分類
Hardware/Sound
Vine's Version
1.0, 1.1
RPM Version
--

具体的な症状

原因・解決法など

XFree86-3.3.2 以降であれば Wheel 機能はサポートされているので、Vine Linux では Wheel が使えます。あとは、アプリケーション側の設定をする必要があります。

インストール時に IntelliMouse を選択していれば、X 側の設定はできています。 後から、設定を IntelliMouse に変更したい場合は、/etc/X11/XF86Config の Pointer Section を 次のように書き換えます。(注: Emulate3Buttons はコメントアウトしてください。)

Section "Pointer"
    Protocol    "IMPS/2"
    Device      "/dev/mouse"
    ZAxisMapping 4 5

Wheel 機能対応のアプリケーションとしては、以下の物が挙げられます。

これらのアプリケーションにおいて実際に Wheel 機能を使うための設定の一例を以下に示します。
KTerm で Wheel を使うために必要な設定
~/.Xdefaultsこのファイル の内容を追加して下さい。
Netscape Communicator で Wheel を使うために必要な設定
~/.Xdefaultsこのファイル の内容を追加して下さい。
XEmacs で Wheel を使うために必要な設定
ftp://ftp.cs.indiana.edu/pub/elisp/mwheel.elを lisp ディレクトリにコピーし、このファイルの内容を ~/.emacs に追加してください。
Tcl/Tk を用いたアプリケーションで Wheel を使うために必要な設定 (tknamazu の場合)
このファイルの内容を ~/.mscroll.tcl として保存し、/usr/share/namazu/tknamazu/tknamazu.tcl に以下の内容を追加する。
    source ~/.mscroll.tcl
    mscroll Text
    
以上のようになりますが、詳しい情報や設定方法は http://www.inria.fr/koala/colas/mouse-wheel-scroll/ を参照してください。


FAQ|We Love Vine