Art Pepper 「Intensity」


 A 1 I can't believe that you're in love with me

   2 I love you

   3 Come rain or come shine

   4 Long ago

 B 5 Gone with the Wind

   6 I wished on the moon

   7 Too close for comfort


 Art Pepper  alt sax
 Dolo Coker  piano
 Jimmy Bond bass
 Frank Butler drums


 このレコードを最後に、アートは15年間の沈黙に入る。
 1960年、秋尾敏10才。田舎の小学校で、放送委員をしていた。
 初めてジャズを聞いたのが5年生のとき。ラジオでメッセンジャーズを聞いた。プレスリーよりはやくブレイキーを覚えた
が、しかしペッパーのことは知らなかった。

 60年代の後半はジャズを聞いて暮らした。アートにもあこがれた。しかしアートは沈黙したままだった。
 だからアートは過去の人だった。アートの名作は廃盤ばかりで、親戚のあった福生の古道具屋には「サーフ・ライド」の
原盤が飾られていた。

 アートの復活は、1975年。敏は25才になり、もういっぱしの社会人として働いていた。
 何と長い沈黙だったのだろう。突然アートは「コンテンポラリー」なプレイヤーとなった。とても不思議な気がした。

 Intensity を聞いたのは、アートが復活してからのことだ。西海岸の中堅プレイヤーをバックに一人歌うアートは、やは
り寂しげだと思う。

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