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セガスタ1月号
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2001/1/22(月) 裏店長日記

今日はいつものように定例のD-DIRECT会議をやったのですが、メルマガ「DD-TIMES」の話をしていた際、久保店長から「D-DIRECTホームページの店長日記を書いてメルマガの裏店長日記を書いていると、内容が同じになってしまうので困ってます」という主張が出た。これがフツーの部下だったら「なに甘えてんねん! 2つの内容をちゃんと分けて、表と裏が補完しあうように面白可笑しく書くのが仕事やろ!」と言うところだが、久保店長は「店長」なのでそう言うわけにもいかず(笑)、「裏店長日記」はキング今井さんが引き継ぐことになった。でも、キング今井さんなら久保店長とよく一緒に行動して店長が自分の日記では書きたがらない失敗談や面白いエピソードを良く知っているので、これからはそんな楽しい連載が「DD-TIMES」で読めるようになるかもしれない(笑)。

同じく「DD-TIMES」といえば、岸本相談役が「バタフライソード」という小説を連載しているのだが、最近の岸本相談役は昼食時によく「これからの展開をどうしよう? まだ今週分書けてない……」と、つぶやくようになった。そのたびに周りは「作者急病のためお休み」とか「作者取材旅行のためお休み」とか言ってはやし立ててるのだが、今のところ連載は落ちずに続いている(笑)。「突然最終回」という必殺技が使われないよう注意したい。

そういう僕は、毎週セガのメルマガ「Sega Express」の中の「ダイレクトニュース」を書いている。毎週締め切りギリギリでヤバくて仕方がない。あと、月イチで「游遊」というフリーペーパーの連載も書いている。昨日「エコー」の原稿を書いていたヤツだ。
これも毎月締め切りの日にギリで入稿している(苦笑)。
ベーマガの連載「ベーセガ」も毎月ギリギリでやっているが、こっちはパブチームの奈美さんと半々で書くのでそんなに苦労はしていない。次回分は今日アップした。

もともと僕は文章を書く練習を積んできたので、結構いろんなテイストの文を書くようになったが、ホントはそれを活かして小説や映画に関する雑文を書いたりするのが好きなのである。
がしかし、今はセガの仕事が最も大切なので、なかなかそれ以外のことに時間を使えないでいる。ちょっと昔に書いたものは個人のホームページで公開してますが(苦笑)。

仕事優先というと、実際「これ、いいよ」って貸してもらって、そのまま見ていないビデオ・LD・DVD・本、「遊んでね!」と言ってメーカーの友達からもらったゲームソフト、発売前のセガのソフトのサンプルROMなど、めちゃめちゃ気にしているのに積んだままで処理できないものが僕の生活には一杯あって、”悩みのタネ”なのだ。
いつも、”今やらなきゃまずいこと”を優先して片づけるので、1に仕事、2に人々とのつきあい、3に上映終了前の劇場映画……と、だいたいこの3つで自分の時間を費やしてしまうので(最近は観たい映画の半分くらいしか観れず、仕方ないのでDVDで買いあさる生活になった)、”悩みのタネ”は増えるばかりである。

今日も「セガガガ」の打ち合せの際、笹原ボーズに「竹崎さん、セガガガちゃんとやってないでしょ!」と言われて、ちょっと落ち込んだ(笑)。
頭3時間くらいはやったんだけど、確かに終わりまでやってないからな〜。
エコー」もそうだよな。「やきゅつく」も放ったらかしだし、最近は「ファンタシースターオンライン」をやる時間もなくなったしなー。あ〜あ。

お、でも、この日記は無理してでも優先的にやってるもののひとつだね!

2001/1/21(日) エコー・ザ・ドルフィン

今日は原稿の締切だったので、DCの「エコー」のROMを借りてきて、3時間ほどプレイした。だいたいの内容は知っているが、やっぱファイナルROMでプレイしてからじゃないと、ちゃんとした原稿は書けないからねぇ……。

それにしてもグラフィックの美しさは、もう文句なしのレベルまで来てる、実際。とてもポリゴンには見えないイルカや海の世界、その滑らかな動き、光の当たり方……最高ですね!
ただ、メガドライブの「エコー」もそうだったように、謎解きがちょっとわかりにくいかな〜? あと、3Dになって、自分がどこにいるのかわかりにくくなったかな。

ただ、そんなちょっとした欠点を超えちゃうくらい素晴らしい世界観とグラフィックでした。”癒し系”だね。

こうして、「エコー」がDCに出て、DCってますますメガドライブの後継機イメージが強まった感じ(?)。「ファンタシースター」も「レンタヒーロー」も「アドバンスド大戦略」も「ソニック」も帰ってきたし。
後は「トージャム&アール」とか「ソダン」とかかな?(笑)

今日は2つの原稿を書き終えた後、夕方から、ここしばらくの気分転換のために映画館に行ってきた。観たのは「ファイナル・デスティネーション」。飛行機の墜落を予知して命拾いをしたために死の危険にさらされる、新趣向のホラーっていうかサスペンス・ムービー。

いわゆる殺人鬼とか怪物とか幽霊とか、そういったものはまったく出てこないんだけど、ストーリーの作り方が巧くて、なんともいえず恐ろしい映画に仕上がっている。これは、ぜひ観て欲しいな〜って、お薦めできるほどに良くできた映画でした。(でも、怖いよ!)

2001/1/20(土) 美しく降る雪を

今日は寒いな〜なんて思いながら六本木オフィスに出社。
で、会社から帰る頃にはかなりの勢いで雪が降ってきていて、家の近くの駅に着いた頃には10センチ以上も雪が積もってて、ギュッギュッっと雪を踏みしめながら歩いて帰る。

ふと見ると、駐車場ではカップルが雪合戦をしていたりして、なんかちょっと微笑ましかった(笑)。

夜、雪が美しく降っているのを見ると、思い出すのがティム・バートンの映画「シザーハンズ」。あの映画はジーンときたよなぁ……。”伝えられない想い”を、実に美しく描いた映画だった。また、観たいなぁ。お、そういえば、DVDの新バージョンもそろそろ発売だったな……。

2001/1/19(金) 世の中の仕組み(笑)

セガガガ」受注開始から一晩で、なんと受注数が1800本とか行った。
うち80%以上は「初回限定版」をお申し込みいただいておりまして、本当にありがとうございます(うち、1本は僕の注文!……笑)。
ヒットメーカーの小口社長から「開発費回収するために2〜3万本は売ってくれよ〜!」って言われてたのだが、どこまでいくかな?(笑)

ちなみに「初回限定版」の採算分岐点は3000本くらい。同梱グッズの制作費見積もりを3000個で見ているので、それ以上減ると1個あたりの単価が高くなるのだ。

先日ここで、D-DIRECTだから「初回限定版」にお金をかけやすいって話を書いたら「それは何故?」という質問が来たので、ちょこっと解説(笑)。
お店で売る商品は、当然取り扱っていただくお店にも利益がないといけないから、セガからお店には販売価格の●%で販売するの。
たとえばそれが75%だとすると、9800円の限定版の場合、セガがお店に買ってもらう金額は7350円。お店は定価で売ったらその差額が利益になるわけ。といってもお店の経営資金や人件費も必要なので全部が全部利益ってわけじゃないんだけど。

そしたら、セガは7350円という範囲の中で商品を作らなければならないでしょう? 一方、D-DIRECTで販売する場合は、直接みなさんに9800円で買っていただけるので、9800円という範囲の中で商品が作れるってわけだ。ただ、D-DIRECTの場合も実はみなさんに負担していただいている送料以外に、梱包料とか代引き手数料とかでウン百円はかかっているので、9800円ギリギリまで使うわけにはいかないんだけど(笑)。ただ、D-DIRECTだったら予算に余裕ができるのは事実。

商品の価格や製造数量を決めるには、当たり前なんだけど、そういったことをいろいろ考えて、「絶対この数字は大丈夫だろう」なんて予測をしながら計画を立てるのだ。間違ったら、計画した人のせい。例えば、今回の3000本販売を見込んだ僕の「初回限定版」企画は、その数がいかなかったら”赤字の企画”として責任を問われることになるわけ。
「だから買ってね」って脅してるんじゃなくて(笑)、せっかく質問をもらったから、そういう仕組みの中でいろんなことが決められているのだということを、たまにはマジメに説明してみようかと(笑)。

会社の中で面白いこと、やりたいことを実現しようと思ったら、その企画で多少なりとも会社に利益をもたらさなければならない。
それが、僕がいつも言ってる”バランス”ってやつ。
「お客様の望みを叶えること」と「会社に利益がでること」をいいバランスで実現できるのが一番ハッピーなんだよね。
「セガガガ」もハッピーなプロジェクトになってくれるといいんだけど(笑)。

「セガガガVM」の方も一晩で1300個とか注文が集まり、当初1500〜3000個の間で他のデザインのVMとシェアする予定だったのを、全部「セガガガVM」にできるよう、久保店長に調整してもらいました。
欲しい人がいるのにあまりに簡単に売り切れちゃマズイよね、やっぱ。

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