2000/9/14(木) おおっ! エクソシストが〜(喜)
いつものごとく、朝起きてから会社の仕事を自宅のPCですませ(久保店長には次々と”遠隔操作”のごとくメール&携帯で指示を出して悪いなぁ……と、思いつつ。
でも、休んでいてもず〜っとD-DIRECTのことを気にしてるんだと思って許してね、店長…涙)、午後2時40分に自宅を出て映画館に向かう。
「充実した夏休みを満喫だ〜っ!」ってことで、ワーナーマイカルに行って、映画のハシゴをすることに決めたのだ!
……てな話だと「いつもの休みといっしょやん!」と思うでしょ?
チッチッチッ……これが違うんだなァ(笑)。なんと今日は平日。
フツーの人は会社や学校に行ってるわけよ。でも、僕は夏休み。
ガラガラに空いている映画館で超ゆったりと映画が観れるのさ!
で、1本目は「ホワイトアウト」。
この原作は2年前に新潮文庫で出たんだけど、原作を読んだとき非常に衝撃を受けた。だって、ハリウッドで映画化すれば「ダイ・ハード4」になるんじゃないかって思うくらい素晴らしいプロット&ストーリーだったから。あまりに感動して、セガスタでも本を薦めたような微かな記憶もあったりするくらい(笑)。
ただね……、原作が素晴らしすぎると映画って厳しいじゃないですか。
邦画だし。で、ありていですが感想は、「邦画にしてはなかなか良いかも? でもなぁ…」って感じなんだな。絶賛できなくてとっても残念。
仕方がないことなんですが、原作の方が100倍くらい面白いし、興奮する。この映画版じゃ、ハリウッッドでは闘えない……。
(<誰も闘ってないって。予算も桁違いなんだろうしね。)
主演の織田裕二、確かにがんばってるし、カッコ良い。しかし、この物語の主人公が抱えている苦悩が感じられない。主人公がどうしてあんなにがんばれるのか。それは、友を死なせてしまった深い心の傷があるからなんだよ。原作はそれを痛いほどに感じさせたけど、映画ではそれが”軽い”のだ。
それが映画版が弱くなった一番の要因じゃないのかなぁ?
あと、全体にメロドラマっぽいシーンが冗長になりがちで、肝心のアクションや物語の展開の部分がうまくいかない。
「そこはもっとつまんでもいいんじゃない?」「もっと緊張感のある展開にできんじゃん!」なんて素人の僕が映画を観ながらずーっとツッコミ入れてるような映画鑑賞になってしまった……。
素人は映画監督じゃないんだから好きなこと言えるよね。
でも、映画をたくさん観てるけど、観てる最中にこんなに”映画の作り”のことをいろいろ考えちゃうような”余裕を観客に与える映画”もなかなかないと思うんだよなぁ……。
だから、過大な期待をせずに観たんだけどやはりガッカリしちゃうわけなのだ。でも、邦画にしちゃいい方かなぁなんて考えてしまうところがもう……。ああ、ダメだ〜。
次、行ってみよう、「60セカンズ」。
ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジっぽい動きを見せてくれる”単純明快・気分爽快・ほとんど中味なし・派手派手”のアクション・ムービー。気軽に難しいこと考えずに、単純に映画を楽しみたいアナタにはサイコーな映画かも(笑)。
ニコラス・ケイジは車を盗ませたらピカイチのカリスマ泥棒。
すっかり引退した彼が、とある事情で24時間で50台の車を盗まなくてはならなくなって……。で、後は盗むだけの単純明快なストーリーなのだ(笑)。個人的には、相変わらずのニコラス・ケイジの”動き”が楽しい。他にこんな役者いないよね。盗みに出かける前に音楽をかけてリズムに合わせて手を振るニコラス・ケイジが最高!
最後に、つい先日観たばっかりの「最終絶叫計画」。
この前観て、LDやDVDでパロディの元になった映画を観て、再びこの映画を観に行くオレって……マニア?(笑)
はてさて、今日は映画を3本観たおかげで予告編もたくさん観たんだけど、一番ビックリしたのは「エクソシスト」の完全版が上映されるってこと!
つい先日DVDで観直した「ジョーズ」もそうだけど、「エクソシスト」も古いけど古びない1973年の映画。僕が9歳のときの映画だ。
でも、今日予告編を観ただけでも「おお、スゲェ!」って思える迫力。そのカットされたシーンを追加した完全版なら観に行くしかないだろ〜って、ワクワクしてしまった。
なんか最近、再びホラー映画が少しずつ増えてきて、ちょっと嬉しかったりして(笑)。ロバート・ゼメキスが「ホワット・ライズ・ビニーズ」を撮ったり、「インビジブル」なんてのもあったり、アメリカじゃ他にもちょっと怖い系の映画がいくつか作られてるようだし。ホラー映画って2800円くらいでDVD出してくれたら全部買うのになぁ……って思う。4800円とかだと躊躇してしまうから、さすがに(苦笑)。
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