2000/7/24(月) 2勝1敗……
今日は予算がらみで、大川会長に3つの内容をプレゼンした。
結果は、2勝1敗といったところで、とくに3つ目の案件は”ちょっと甘いかなと思いながら投げたカーブを見逃さずに見事にスタンドに運ばれた”って感じの完敗だった(笑)。
うん、もっとシビアに徹底的に考えて提案しないといけないんだよな、今の状況では。
去年決まったときには自分はいなかっただとか、ただ引き継いだ仕事なんだとか、そんな言い訳の余地はなく、もっと現実をシビアに見つめて会長への答えを見つけて出直し!
なんか打たれて逆にすがすがしいような、不思議に晴れやかな気分になった。実際これから起こることに対処するのは大変だけど、それはそれ。会社のためにできる最善の策を提案できるよう、もっと頭を使おうと思った今日の月曜日(笑)。
では、気分を変えて昨日眠る前に観た映画の話を……。
なんていうか、すっごく”官能的”な映画だ! この「橋の上の娘」って映画は。いや、別にエッチする場面がっていうんじゃなくて、ナイフ投げのシーンがね、もうスゴイのだ!
標的になる女性。彼女に向けてナイフを投げる男。
力一杯投げられたナイフが、女の皮膚をかすめるように強く突き刺さる。ガン! ガン! ガン! ……そのナイフ投げのシーンの凄さったら、もう、筆舌に尽くしがたい。いや、怖いんじゃなくて、色っぽいのだ。
こんな場面をこんなに官能的に撮れる監督は誰だ? と思ったら、やっぱパトリス・ルコント監督なんだよなぁ。「髪結いの亭主」で、なんで髪を切るシーンがこんなに色っぽく撮れるんだ? って目をみはったことがあったけど、あれと同じだ!
何をやってもうまくいかず人生をあきらめかけた娘アデルと、ナイフ投げの曲芸師ガボールは、人生に終止符を打とうとしたパリの橋の上で運命的に出会う。ガボールはアデルにナイフ投げの的になってほしいと頼み、それをアデル受け入れることからふたりの不思議な物語が始まる。
全編モノクロームの映像は、色がないことでなおいっそうふたりの間に存在するストイックな官能を際だたせる。生まれた瞬間に、すでに”古典的名作”というたたずまいの作品なのである。
う〜ん、なんかとっても衝撃的だなぁ。
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