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セガスタ7月号
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2000/7/27(木) 番宣(笑)

さて、関東にお住まいのみなさん。今週末、セガ以外のゲーム会社が番組提供する(笑)特別番組が放送されます。

「スーパーゲーム伝説! 夢の扉はゲームが開く!! ドラクエ&FFの裏側」
7月29日(土) 14:55〜15:54 ANBにて放送

当然提供していないので、普通ならセガは取り上げられないところなんですが(笑)、この番組の中では珍しいドリームキャストの使われ方が紹介されます。

ドリームキャストをゲーム以外へのビジネスシーンに使っている話はたまに広報発表で聞くこともあるでしょうが、その実態を見る機会はなかなかありませんが、今回はその一端が見れる!
しかも、そのプロジェクトは僕のCSK時代の先輩がやっている!
さらに、ディレクターが「トゥナイトII」でおなじみの橘会長!こりゃ見とかないとヤバイでしょ!?(笑)

で、今日なんだけど、なんとサムシング吉松先生と会いました。
2度目のセガファン同士の顔合わせ(笑)。
お互いにセガファンで、お互いにセガを応援していて、先生はセガをモチーフにしたマンガを描かれているのになかなか会えなかったのよね、これまで。
これからは力を合わせてがんばっていくので(謎)、ますますよろしくね!(<なんのこっちゃ?)

大川会長からの宿題を、チームの岸本相談役と宮治姉さんと、相当一生懸命に解決策を練りました。
来週あたり、リターンマッチか!?

2000/7/26(水) 営業活動

D-DIRECTの新規商品仕入れのために、他社に営業に行って、販売店契約とか、普通のお店のような手続きをはじめる。

より使い勝手の良い、もっと便利なD-DIRECTにするためには本当にいろんなことをしなくちゃいけなくて、営業・仕入れ・企画・商品開発・Web制作・販売データまとめとかいろいろやってると、とても久保店長と2人でまわしきれなくなってしまったり。

ちょっといろんな仕事に関わりすぎているので、きちんと絞ってやんないと、せっかく好調なD-DIRECTにも集中できなくなってイカン! まだ立ち上がったばかりなんだから、さらに力を入れないといけない時期なのに……。

そういえば、「ヴァンパイア クロニクル」のことを今日のスポーツ報知に書いてもらえた。木村さん、ありがとう。
この金曜のドリマガ&ファミ通DCでは、例のカプコン・船水さんと僕の対談記事が掲載される。どんな風に載ってるかな?(笑)

仕事の打ち合せでイズマさんとトミーさんと会う。
イズマさんは会うのが2回目なのに、なんかそんな感じがしない。
そういえば、トミーさんも会ってる回数からすれば親密な気がする。
なんか不思議と良い仕事仲間がいる気分で嬉しくなる。

困ったことも悩ましいこともたくさんあるけど、こういった幸せを感じられるから、毎日元気にやっていけるんだろうなぁ(笑)。

2000/7/25(火) そりゃもう……

昨日の大川会長に打たれたホームラン(笑)で、早速仕事がおおわらわになっている。でも、それは仕方がないこと。
過去がこうだったからとかいう既成概念から離れて”現在”をシビアに見ないと、会社経営なんてできないよね。

ドリームキャスト関連のいろんな議案を検討する会議の席で多少わかんないでもないが、どう考えても納得できないことを言われて、必死で怒りを押さえる(笑)。
ま、そんな日もある。

夕方、メッセサンオーに打ち合せに行く。
打ち合せの中身は、なんとD-DIRECT専売ソフト「ヴァンパイア クロニクル」の店頭デモの件。

秋葉原・メッセサンオーでは、今週の土曜日から、少なくとも2週間、店頭で「ヴァンパイア クロニクル」の体験プレイができるのだ。
これは、今回のソフトがD-DIRECT専売なため、実際のモノを発売前に見ようにも店で見る機会がないのは残念だという理由から、メッセ・稲越さんが考えてくれた企画。
実際に出来の良い「ヴァンパイア クロニクル」の完成度をぜひこの目で確認したいという方で、東京近郊にお住まいの方はぜひメッセサンオーにお越し下さい。
で、良かったらD-DIRECTに注文してね!(笑)

販売できないソフトのデモをやってくれる稲越さん、本当にありがとう。
昔、神戸に住んでいた頃、メガドラの発売前のゲームのデモがかかってるのが見たくてときどき秋葉原まで遊びに来たことを思い出したよ。若かったなぁ(苦笑)。
こういった楽しさの感覚がゲーム業界に戻ってきてほしいね。

2000/7/24(月) 2勝1敗……

今日は予算がらみで、大川会長に3つの内容をプレゼンした。
結果は、2勝1敗といったところで、とくに3つ目の案件は”ちょっと甘いかなと思いながら投げたカーブを見逃さずに見事にスタンドに運ばれた”って感じの完敗だった(笑)。
うん、もっとシビアに徹底的に考えて提案しないといけないんだよな、今の状況では。

去年決まったときには自分はいなかっただとか、ただ引き継いだ仕事なんだとか、そんな言い訳の余地はなく、もっと現実をシビアに見つめて会長への答えを見つけて出直し!

なんか打たれて逆にすがすがしいような、不思議に晴れやかな気分になった。実際これから起こることに対処するのは大変だけど、それはそれ。会社のためにできる最善の策を提案できるよう、もっと頭を使おうと思った今日の月曜日(笑)。

では、気分を変えて昨日眠る前に観た映画の話を……。

なんていうか、すっごく”官能的”な映画だ! この「橋の上の娘」って映画は。いや、別にエッチする場面がっていうんじゃなくて、ナイフ投げのシーンがね、もうスゴイのだ!
標的になる女性。彼女に向けてナイフを投げる男。
力一杯投げられたナイフが、女の皮膚をかすめるように強く突き刺さる。ガン! ガン! ガン! ……そのナイフ投げのシーンの凄さったら、もう、筆舌に尽くしがたい。いや、怖いんじゃなくて、色っぽいのだ。

こんな場面をこんなに官能的に撮れる監督は誰だ? と思ったら、やっぱパトリス・ルコント監督なんだよなぁ。「髪結いの亭主」で、なんで髪を切るシーンがこんなに色っぽく撮れるんだ? って目をみはったことがあったけど、あれと同じだ!

何をやってもうまくいかず人生をあきらめかけた娘アデルと、ナイフ投げの曲芸師ガボールは、人生に終止符を打とうとしたパリの橋の上で運命的に出会う。ガボールはアデルにナイフ投げの的になってほしいと頼み、それをアデル受け入れることからふたりの不思議な物語が始まる。

全編モノクロームの映像は、色がないことでなおいっそうふたりの間に存在するストイックな官能を際だたせる。生まれた瞬間に、すでに”古典的名作”というたたずまいの作品なのである。
う〜ん、なんかとっても衝撃的だなぁ。

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