2000/6/19(月) 謎の cuttlefish
友達のおすすめで銀座の「創作料理 安曇家」というお店へ。
「安曇家」は、並木通り沿い、みゆき通りとの交差点から新橋側に少し行ったところ、デイム銀座ビルB2Fにある。
ここの自慢料理に”安曇家特製 創作寿司シリーズ”っていうのがあって、そのひとつ「トローリ焼き寿司」を注文してみた。
トローリ・焼き・寿司ってのは一体何か?
名前に乗せられてんじゃん、オレ! と思いつつも、興味をそそられる。
で、でてきたモノは、焼いたイカにごはんを少し挟んで甘めのタレをサッと塗ったもの。
……もしかして、焼きイカ寿司か!?
ならば、冷めないうちに食べなきゃなっと口に運んでみると……冷たい(泣)。そうだよな、寿司なんだから冷たいよな。
う〜ん、なんかあんまり美味くないぞ。これのどこが「トローリ焼き寿司」なんだ? たぶん、何らかの意味合いがあるに違いないハズ!
イカの足は10本。テン。……テンタクルズ! あれは巨大ダコの大暴れする映画だったっけ。トローリに結びつく言葉じゃない。
ちなみに、テンタクルは触手という意味。タコはオクトパス。
じゃ、やっぱイカの学名か何か……学名なんて知らないよう(泣)。
英語でイカはカトゥルフィッシュ。カトゥル、カトゥルー、トゥルール、トゥロール、トゥローリ、トローリ……そうだったのか!?(<そんなわけない!)
頭の回転が鈍くこれ以上いいアイデアが思いつかなかったので、仕方なく店のお姉さんに聞いてみたところ、「イカとタレがトロリとして美味しいから、トローリ焼き寿司なんです!」。
おい。おいオイおい、ちょっと待った〜っ!
どこがトロリとして美味しいんじゃ!?(そりゃ、味覚はひとそれぞれだが)しかも、名前が安直かつ、的をえてないじゃないかぁ。
そういうことなら、と、僕は”当店の自慢料理”を次々オーダーしたね。
”オリジナル料理で客の支持率No.1”という「張さん家のキムじゃが」に、”これぞ安曇家の代表料理です。安曇家といえば「くるくる」と是非お召し上がりください。”と、ちょっと文法狂った説明のされている「豚肉と大根のくるくる巻き」だ!
結論だけ言うと、前者はキムチ入り肉じゃがで、ま、フツーに肉じゃが好きかつキムチ好きなら無難な(笑)料理で、後者はちょっと味が濃いけどなかなかくるくる巻きしていて、美味しかったかな。
ちなみに、張さんとは、この店に昔いた料理人の名前だそうだ。ホントかな?
というわけで、いろいろ書いたけどお店の雰囲気とかなかなかいい感じなので、一度”創作寿司”にチャレンジしに行ってみてもよいのでは!?
しかし……。オチがなんだなぁ(笑)。
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