2000/4/18(火) 羊たちの沈黙、再び!
新しい本が出版されるのを楽しみに待つっていうのは、結構気が遠くなる。
ゲームって、中さんが新しい作品に着手したとか、今こんな感じで作ってるとかそういった途中経過の情報が公開されていくけど、「羊たちの沈黙」が出版された後、作家のトマス・ハリスがいつ新作に着手して、現在どうなっているのかなんて知るすべはない(よね?)。
そんな何年にもわたる沈黙の果てに、ついに発行された「ハンニバル」(新潮文庫)。
期待に違わず「羊たちの沈黙」の続編として、クラリスやレクター博士が登場する新作である。
発売日を首を長くして待っていた僕は、早速「ハンニバル」を買ってきて読み始めたが、今のところ期待に違わず面白い!
続編はあまり期待してるとガッカリするので、膨らむ期待を押さえながら毎日の通勤電車で少しずつ読んでいる。まだ、上巻の後半。ワクワクする。
さて、この作家トマス・ハリスは寡作な作家で、「ブラックサンデー」(新潮文庫)の後、レクター博士が登場するシリーズ「レッド・ドラゴン」(ハヤカワ文庫)、「羊たちの沈黙」(新潮文庫)、そして今回の「ハンニバル」(新潮文庫)の4作しか書いてないはずだ。しかも5年に1作なんてペースなので、次作を楽しみにしてもなかなかお目にかかれない。
でも、出版された作品はどれも面白いので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
初めて読む人は「レッド・ドラゴン」から読み始めるのをおすすめします。
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