2000/1/23(日)
「リング」の本を最初に読んだときは、本当に怖かった。
こんな怖い本を書けるなんてスゴイ!…と思った。
そして、映画の「リング」を観て、また驚いた。
本とは違ってるけど、なんともいけない緊張感がただようとても怖い映画になってて、劇場の空気が張り詰めるのが肌で感じられる、久々に「おお、なんかスゴイ!」と思える映画だった。
同じ監督の作品で、今度はオリジナル・ストーリーだという映画「リング2」は、前作の完成度からメチャメチャ期待して観に行った。
でも、今度は期待はずれでガッカリ。
監督は、前作と違うところに主題を持っていったようで、「怖い部分」がおざなりになった感じがした。
そんな経験から、このたび公開となった映画「リング0」は観る気にならなかったのだが……。
ひょんなことから今度の監督(前2作とは違う)のインタビューを読む機会があり、そこで監督が「キャリーが作れますよと言われて引き受けたが、自分はデッド・ゾーンの方が好きなのだ」という話をしていたので、突然「リング0」を観たくなった。
なにを隠そう、「デッド・ゾーン」は僕も大好きな映画なのだ。
「デッド・ゾーン」は、望んで得たわけでもない超能力を持つ者が周囲から隔絶され、絶望し、しかしその中で本人は自分がどうやって生きていけば良いのか悩み苦しむ映画である。
「デッド・ゾーン」の監督デヴィッド・クローネンバーグは、僕の大好きな映画監督の一人で、こういった「普通の人と違った能力を持つ者の孤独」を描いた作品に「スキャナーズ」や「ザ・フライ」がある。どれも好きな作品だ。
さて、話を戻して。
そんな理由から「リング0」を観に行ってきた。
とにかく凄い入りでビックリ。しかも、その大半が中学・高校生。
この年末年始は映画がコケまくっていたので、久々にこんな活気づいた劇場を見た…と、そんな話はいいか(笑)。
はたして「リング0」は、監督がインタビューで語っていたとおり、「キャリー」っぽくもあり、「デッド・ゾーン」っぽくもある映画に仕上がっていた。
端的に言うと、若い頃の山村貞子が特殊な能力を持っていたために起こる不幸と恐怖を描いているのだ。
だから、1作目のような”恐怖”はないが、それなりの”痛ましさ”と”怖さ”が、この「リング0」にはあり、ちゃんとドラマになっている。と、なかなか悪くないなぁ…と思った。
同時上映の「ISOLA」に関しては、原作(ずっと前に読んだ)からしてイマイチなので期待していなかったが、やはりそれなりの映画になっていた。でも、あの原作でこの出来なら上出来なのかもしれない。
とまぁ、結局この週末も映画を観て終わるのでした。
そうそう、「ROOMMANIA#203」の初回プレイが終わりました。
今回のプレイはトータル4時間くらいかなぁ……。
結構、夢中になってやっちゃいました(笑)。
新しいモノ、ちょっとバカバカしいモノ、簡単操作で遊べるモノが好きな人、あと、いわゆるゲームが苦手な人…などに超オススメです!
|