セガスタ9/7号(4/5)

最近みた映画なんかの話も少ししながら……

●さて、この辺でちょこっとよもやまばなしでも。最近バタバタしてるんだけど、先日、『オースティンパワーズ・デラックス』を観に行ったら、先先行レイトショーで『マトリックス』をやっていたので思わず両方観てしまった。『マトリックス』は今観ておかないとJAMMAやTGSが始まるとしばらく観れないからラッキーだったよね、ホント。で、『マトリックス』なんですが、やっぱ面白かった。お話もまぁまぁ面白いけど、映像的に今まで見たことのないものを見せてくれるところが素晴らしい。最近CGやSFXが進んだけど、同じような使い方をしている作品が多いなかで、今回はなんかすごく変わった使い方をしていた。スタイリッシュなCG映像といえばいいのかわかんないけど、結構、一見の価値アリ!な感じです。ちなみにキアヌ・リーブスもカッコ良いよ、久々に(笑)。

 一方の『オースティンパワーズ・デラックス』ですが、前半たたみかけるように笑える割には、後半ややパワーダウン?な感じがしました。いずれにせよ、1作目に引っ掛けてあるギャグもちょこちょこあるので、前作を見ていない人はビデオででも前作を見た上で『デラックス』に行かれることをオススメします。

 で、『マトリックス』が結構スバラシかったので、この監督(ウォシャウスキー兄弟)の前作を見てみようとDVDで『バウンド』を買ってきました(またすぐ買ってくるし・・・)。デビュー作だけあって『マトリックス』のようなド派手な映画でもSFXのすごい映画でもないのですが、地味ながらシブい仕上がりの映画でした。マフィアの大金を横取りしようとするマフィアの情婦とその恋人の女性がし掛けた罠とは!? 結構スリリングで面白いですよ。

●僕が宮部みゆきさんの本を好いていることは以前にも話したことがありますが(本人は作品以上に素晴らしい方で、さらに感激しちゃうんですけどね)、最近、光文社文庫になった『長い長い殺人』ってのがまたスゴイ!!

 物語の語り部が「財布」なのだ。つまり、登場人物の持っている財布が見聞きした話を語りながら物語が紡がれていって、それでいてなんの不都合も感じさせずに長編推理小説になってしまっているところが、もう絶賛せずにはいられないわけです。う〜ん…すごすぎる。『火車』(新潮文庫)もすごかったけど、これもスゴイね。すっかり感心して尊敬の念を高めている僕なのでした。みんなも、ぜひ読んでみよう!

 他の作家さんでは真保裕一さんの『ホワイトアウト』(新潮文庫)が面白かった。映画『ダイ・ハード』を観るより面白いかも…なんて、読みながら思いました。日本最大のダムを占拠した武装グループに立ち向かうひとりの男を描くこの作品は、「本」とは思えない迫力を持っています。

 最近、本のことを書いてなかったので久々に書いてみました。ここ半年くらいに読んだ中では、上記2冊と服部真澄さんの『鷲の驕り』(ノンポシェット文庫)がとにかく面白かったです。(通勤時間は、毎日読書なのですよ…)

●そんなわけで今月も締め切りに追われながら書いてみた『セガスタ』なんですが、いかがでしたか? 締め切り直前に急な大阪出張があったりしてアセリましたが、なんとか書けて良かった。ちょうど、この『セガスタ』から来月の『セガスタ』までの間にいろんなショーがあっていろんな新作が発表されていくと思います。次回の『セガスタ』は10/5あたりの発行を予定していますので、それまではいろいろな雑誌を覗いたり、(聴ける地域の人は)『林原めぐみのハートフルステーション』を聴いたり、セガのホームページをチェックしたりして素早い情報をGETしてみてください。

 ちなみに、TGSは9/18・19の土日、幕張メッセでおこなわれます。JR東京駅から京葉線に乗って、海浜幕張駅で下車・徒歩5分程度で行けるぞ。竹崎は両日ともセガブースにいるので、暇そうだったら声をかけてください(笑)。一応、仕事なんで、忙しいときは愛想悪くても勘弁してね!(ヨロシク!)それからですねぇ…先に書きましたソニックチームの新作発表ステージ以外にも『エターナル アルカディア』のステージのお手伝いもすることになりそうです。こっちは、18日は16時半すぎ、19日は15時半過ぎの予定(スケジュールは変更されることがあるので、必ず当日会場で確認してね!!)。なんか、今回も取材対応やらステージやらでバタバタしそうな予感……。う〜ん、無事にTGSが終わることを祈るぜ。がんばろう!

 では、今月も『セガスタ』読んでくれてありがとう! また、来月お会いしましょう!!

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