見世物
トッド・ブライウニング監督/1927年作品
 映画「フリークス」で知られるトッド・ブラウニング監督が1927年に発表したサイレント映画「見世物」を見ました。

 サーカスで働く強欲な伊達男と、一見派手ながら実は心優しい女優の関係性の変化を、ギャングによる殺人や大金や息子の帰りを待つ盲目の老人を絡めながら描く意外やロマンティックな物語。

  冒頭のサーカスの場面で若干「フリークス」につながるような描写もありますが、ほんの若干。 心根の美しさと改心がテーマの作品でした。
僕のお気に入り度
監督に興味を持った人がその起源をたどるための良作。一度は見ておきたい。



(C) Tadashi_Takezaki 2002