狭霧の國
佐藤大介監督/2019年作品
佐藤大介監督「狭霧の國(さぎりのくに)」を見た。2019年に第2回熱海怪獣映画祭で公開された35分の特撮映画。

パペットによる人形劇と、ミニチュア&着ぐるみによる特撮の組み合わせで表現される。 クラウドファンディング等で集められた資金で、制作された手作り感溢れる、しかし、なかなかクオリティの高い作品。

目の見えない少女と、山の守り神である怪獣との共通点は、"人から見られないで生きていくこと"。そんなはみ出し者同士の心の触れ合いと、自分たちと異なる者は全て排除しようとする村人の姿は、混沌とした現代にも通じる。
僕のお気に入り度
独特の世界観と手作り感。時間が短いこともあって、たまに見返しそうな一作。



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