ニッケルオデオン
ピーター・ボゴダノビッチ監督/1976年作品


あらすじ

映画草創期のハリウッド、パテンツカンパニーに対抗するインディペンデント、キネグラフ社にたまたま集まった人々が映画に心惹かれ、やがてみんなどっぷり映画に浸ってしまう物語。

主な出演者
ライアン・オニール / バート・レイノルズ / テイタム・オニール


感想

 「ニッケルオデオン」は、1976年のアメリカ映画。 僕は大学生の時、大阪毎日新聞社の「大毎地下劇場」(今はもうなくなってしまったらしい)にしょちゅう通って、昔の名作映画を観ていたのだが、「ニッケルオデオン」もそのラインナップによく登場していた映画のだった。 ただ、これもたまたまなんだけど、結局僕は「ニッケルオデオン」を上映している時に映画館に行けたことがなく、タイトルだけはおなじみで映画の中身を知らずに今日まできてしまったわけだ。 そんななつかしの「ニッケルオデオン」がDVDになって売られていたので、思わず買ってきて見てみた次第。 ニッケルオデオンとは、短編映画を上映していた当時の映画館の俗称。 映画草創期のスタジオを舞台に、映画でもうけようとする人、映画の権利をひとりじめしようとする人、たまたま映画の世界に踏み込んでしまった人……などなど、映画に関わるさまざまな人の、それぞれの映画への愛情や夢が描かれる作品。 監督がピーター・ボゴダノビッチ、出演ライアン&テータム・オニールという名作「ペーパー・ムーン」のトリオがそろった笑いあふれる映画だが、さすがに20年以上前の作品なので、今の感覚で見るとちょっと辛いかなぁ……。 結局、いまひとつお話に乗れずに終わっちゃいました。 ちなみに「ペーパームーン」は、名作です。ただ、日本ではLDもDVDも出てないんだよなぁ。 僕はアメリカで買ってきたビデオだけ持ってます。DVD発売希望(笑)。
僕のお気に入り度
DVDを買って見たのだけど、正直、買わなくても良かったなぁ……って気分。名作は名作なんだけどね!



(C) Tadashi_Takezaki 2002