グッバイ・ラバー
ローランド・ジョフィ監督/1998年作品


あらすじ

兄と弟、同じ会社の重役をつとめるふたり。弟ジェイクはアル中寸前。兄ベンは弟の妻と不倫の関係。さらに兄は会社の部下であるペギーとも恋愛関係? だがしかし、ベンとジェイクには多額の保険金がかけられていたのである。ふたりにかけられた保険金を巡って、さまざまな陰謀と思惑が渦巻いていく……。最後に大金を手にするのは誰か?

主な出演者
パトリシア・アークエット / ダーモット・マローニー / ドン・ジョンソン / ヴィンセント・ギャロ


感想

 ストーリーを聞くと、ちょっとよくあるコン・ゲームかなとは思いつつも、面白くなる要素を秘めている可能性を感じる映画。しかし、実際にこの映画を観てみると、監督はシナリオを淡々と追いかけていくだけで、観客をドキドキさせたりワクワクさせたりする気がまったくないらしい。 せっかく面白くなりそうな設定をこんなに淡々と見せるのは計算してのことか? サスペンスじゃないのなら、コメディかなと思って観ると、なんかそんな気もしてきたが、コメディだったらもっとコメディらしいテンポで見せてもらいたいもので、結局どっちつかずの平凡な作品に仕上がってしまい、残念だなぁ……って、そんな映画でした。 若手の男刑事クローリーのキャラはちょっと可笑しいんだけど。
僕のお気に入り度
かなりどうにもならない映画でした。当然、DVDも買いません。



(C) Tadashi_Takezaki 2002