ブラック・サバス 恐怖!三つの顔
マリオ・バーヴァ監督/1963年作品
マリオ・バーヴァ監督「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔」を見た。

この映画は、「フランケンシュタイン」の人気俳優ボリス・カーロフが案内役を務める3つの物語で構成された1963年のホラーアンソロジー。「知りすぎていた少女」と同年の映画ですが、こちらはカラー作品です。

トリック・サスペンス、ゴシック・ホラー、オカルト・ホラーの3本立て。クラッシックな作品ではありますが、バリエーション豊かだし、今見ても面白い。きっと、ここから後の作品に影響を与えたんだろうなぁ…って思える"鉄板の"恐怖演出でした。

あと、お屋敷などのセットが豪華で画面に映る物量が凄いですね。カラーになってもライティングや画の切り取り方が巧いなと思いました。 ちなみに、バンド名の「BLACK SABBATH(ブラック・サバス)」も、この映画から名前を取ったそうで、当時それだけ人気があった映画なんですね。
僕のお気に入り度
そこそこの傑作なので、いつかまた見るかもしれません。



(C) Tadashi_Takezaki 2021