スコルピオンの恋まじない
ウディ・アレン監督/2001年作品


あらすじ

舞台は1940年のニューヨーク。一流保険会社に勤務するC.W.ブリッグスは、自称腕利き保険調査員。最近入社してきた同僚のベティ=アン・フィッツジェラルドとは顔を見るたび皮肉を言い合う犬猿の仲だ。ある日、二人は同僚の誕生パーティでインチキ魔術師に催眠術をかけられ、催眠状態で恋人同士にされてしまうのだが……。一方、その日を境に謎の宝石泥棒が世間を騒がせる。ブリッグスはなんとか犯人を捕まえようと奔走するが、そこには巧妙な犯罪が!?

主な出演者
ウディ・アレン / ヘレン・ハント / シャーリズ・セロン / ダン・エイクロイド


感想

 すごく良かった〜(感動)。ただの恋愛モノかと思ったらそれだけじゃなくて、犯罪モノだったりもして、しかもベースはコメディ。ウディ・アレン映画らしく、相変わらずセリフはいちいち憎らしいくらい洒落ていて、俳優がウディ・アレンじゃなくトム・クルーズがしゃべったら興ざめするだろうな〜と思う程(笑)。無駄のない展開もテンポも見事で、最後の最後のセリフまでビシッと決まってました。本作は妙な毒っけもないしね!  なんだかビリー・ワイルダーのコメディにちょっとだけ近づいてきたかも……なんて思わせる、見事にきれいな仕上がりの洒落た楽しい映画でした!
僕のお気に入り度
絶対にDVDを買って、ふたたび笑わせていただきます。ほんわか幸せになりたい時に!



(C) Tadashi_Takezaki 2002