日原長沢谷日陰谷より芋ノ木ドッケ探訪報告


(99年3月6日)


 本日は会社仲間の森田くんと東京都の最奥部の位置する日原川長沢谷支流の日陰谷を遡行し、芋ノ木ドッケに至るルートにチャレンジした。 通常であればこの時期の遡行などとても出来ないのであるが、今年は暖冬であり今週もずっと春先の陽気が続いていたので、とりあえず行けるところまで行ってみようという気で出発した。

<99'3.6 歩行記録>

大ダワ林道起点(7:00)〜日陰谷出合手前(8:30-9:45)〜稜線(14:15-30)〜
芋ノ木ドッケ(14:40)〜大ダワ(15:15-20)〜大ダワ林道起点(17:00)

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 今回の山行では山渓の遡行ガイド「奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート」が大いに役立った。 以下、ガイドブックにそってポイントのみ報告する。

  • 今回は日原林道の終点まで行って、そこから長沢谷に降りる山道を利用したのだが、この山道は途中で崖崩れのために寸断されておりそこでしかたなく急な崖を下る羽目になった。 大ダワ林道を長沢谷まで下り、そこから遡行を開始する方が良いと思われる。
  • 最初の廊下状の淵は左側を巻く。 立派な巻き道が付いている。
  • その後も日陰谷出合までいくつか通過に手こずる淵があるが、全て巻き道は左側に付いている。
  • 右手から小沢が入る所に流木溜まりになった大岩があり、その上は明るい河原状になっている。 この河原の少し先で日陰谷が合流している。 本流との水量比は1対1である。
  • 日陰谷に入り小滝をいくつか越えると最初の4m滝が現れる。凍っていて直登はできないので右側から大きく巻く。 巻き道の途中から廃道と化した山道が現れ、これを下ると4m滝のすぐ上に出た。 この滝はヒョングリを期待していたのだが、今日は水量が少なくその姿は望めなかった。
  • 次に現れるのが延吉地獄と呼ばれるゴルジュ。 ここは巻くのは危険そうだったので水流沿いをへつって通過する。 水に浸からずに通過するのはかなり困難だが、今日は水量が少なく助かった。
  • 左手から小さな支沢が合流し、その少し上に日陰谷最大の10m大滝が現れた。 びっしりと凍りついた滝の直登などとても出来ないのでここは左側を巻く。 巻き道はしっかりしていてあっさりと大滝上部に到達できる。

    日陰谷大滝
    日陰谷大滝

  • 次の4m2条滝は通常なら簡単に登れそうだが、氷の張り付いた壁はとても登れそうもない。 右側巻いて滝上に出る。
  • この上はもう滝らしき滝は無くなる。 日陰に入るとまだ雪がかなり残っており行くか戻るかで結構悩まさが、そのうち2俣に到着した。
  • 左手より水量比1対2で支沢が入り、その先小さな滝をいくつか越えるとガイドブック通りに水涸れとなった。 ここで水を補給する。
  • その上の5mCS滝は本日最大の難関だったかもしれない。 滝下付近は雪で埋もれていたので最初は巻き道を探したがズルズルの泥斜面ばかりでとても巻いて越えられそうもない。 しかたなく滝下まで雪に埋もれながら歩いていって、岩に張り付いた雪と氷を落としながら直登した。
  • 5mCS滝の上では積雪がさらに増えた。 その先で右手よりガレ状の沢が合流していたので、本流と見比べた結果、雪の少ないこのガレ状の支沢を登ることにした。
  • 支沢に入ると鹿が作ったと思われる獣道が至る所に付けられていた。 この獣道を利用して30分ほどで稜線にはい上がった。 はい上がった所は芋ノ木ドッケの東側で、芋ノ木ドッケまで10分程の地点であった。
  • 芋ノ木ドッケから大ダワへの下りはかなりの急降下だが、道が全体的に南向きということもあり、雪は殆ど着いて無く快適に下ることが出来た。
  • 大ダワから日原へ下る大ダワ林道は途中かなり荒れているが、アップダウンが殆ど無いので比較的歩きやすいルートであった。

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