八丁沢(金山沢左俣)から西岳探訪報告


(98年9月25日)


金山沢(右俣)にチャレンジした直後、今度は八丁沢(金山沢左俣)にチャレンジ!
一日2本はちょっと厳しいが、興味ある沢が2本並んで存在しているのはやはり嬉しい。

<98'9.25 歩行記録>

駐車場(9:40)〜12m2段滝上(10:25-35)〜小尾根上(11:20)〜
西岳(11:30-12:00)〜八丁峠(12:25-35)〜上落合橋(12:55)

サーバ容量制限による画像リンク切れがある場合はご容赦下さい。m(_o_)m
-----------------------------------------------

 金山沢右俣に続いて本日2本目のチャレンジ。 上落合橋の脇から沢に降りて歩き出すと最初は小滝ナメ状の滝が連続する。 この付近はまだ、すぐ左上に八丁尾根への登山道が通っている。 しばらく進むとこの登山道から見える最後の滝でもある10mの滝となる。 この滝は上部がハングしていて直登は出来ない。 右側をよじ登り、途中の小沢を横切って高巻くが滑りやすいので要注意だ。 その上は長さ40m程のナメ滝となり、途中で左から水量比5(本流)対1の支沢が合流する。 続いて5m程の曲がったナメ状の滝を右から登ると綺麗な7m滝となる。 この滝も直登は難しそうなので左から小さく巻いて滝上に出る。 滝上では右から水量比2(本流)対1の支沢が合流し、その先では左から水量比3(本流)対1の支沢が合流する。 そしてその先、いくつかの小滝を超えて進むと前方にはこの沢のハイライトとも言える12m2段の滝が現れる。

10m滝
10mハング滝
oooooo 12m滝
12m2段滝

 この滝を前にしてしばらく悩む。 確かに左側は直登出来そうだが、それをやるには完全なシャワークライムとなるのは間違いなさそうだ。 登るか巻くかで悩んだあげく、胸ポケットの地図類やウエストバックをザックに避難させて直登に挑むことにした。 実際に登ってみるとシャワーどころか本かぶり状態であったが、なんとかホールドとスタンスを確保して滝上まで登った。 結果として下半身と右上半身はズブ濡れとなり、滝上でしばらく乾かす事になってしまったが、達成感は味わうことができた気がする。

 12m滝上は5mナメ状の滝を始め、小さな滝やナメが連続していて小気味よい。 やがて沢床に流木と思われる木が残っている場所が現れ、その先で沢は2俣状となる。 どちらもガレ状で水流は殆ど無い状態だ。 右は東岳方面に突き上げる沢であろうと思われるが、今回は左の沢を登ることにした。
 左の沢に入るとすぐに70mのナメ滝となる。 水流は殆ど無いが上部はかなり急になるので注意が必要だ。 ただ、スタンスは豊富にあるので気持ちよく登れる。 最後は急なガレを浮き石に注意しながらひたすら登ると小さな尾根の上に出た。 八丁尾根の稜線に出るハズだったのでどこかでルートミスを犯したようだ。 しかたなく八丁尾根を目指して尾根を登って行くと岸壁が現れた。 登るしかなさそうだったので20m程よじ登るとそこはもう西岳の山頂であった。

 先程、両神山の山頂に立った時は周囲はどこも展望は良好だったのだが、今度は目的としていた尾の内沢側がガスで覆われて全く見えない。 金山沢側は素晴らしい眺めなのだが....
 今日はこの西岳から西岳新道を往復して舟ガババの偵察に行ってみるつもりだったが、目的地の舟ガババが全く見えないので意欲をそがれ断念した。 それにしても西岳新道はとんでもない道のようだ。 上から覗いてみたところ、確かに尾根上に踏み跡は続いていたが、西岳からは殆ど垂直に近いような下りである。

 西岳からは八丁尾根に向かう。 行蔵峠を過ぎ、その後にもうひとつ眺めの良い岩峰があるが、ここから先程の西岳新道の通る尾根がチラっと見えた。 やはりとんでもない勾配の尾根である。 晴れてさえいればおそらくこの岩峰は舟ガババの絶好の展望場所となるだろう。
 八丁峠にて小休止した後、上落合橋まで登山道を下った。 金山沢右俣を登った時の両神山からの下降でかなり足に負担を掛けていたためか、このなんでもない下り道がやけにつらかった。

-------------------

 今回は何とか1日で金山沢の右俣と左俣(八丁沢)を登ることが出来た。 一言で言えば右俣は綺麗なナメ、左俣は豪快な滝ということになるのではないだろうか。 いずれにしても両者、予想以上に素晴らしい沢であった事を付け加えておく。

 

<<<遡行図>>>
 

------------------------------------------------------------

(山の先頭ページに戻る)