奥秩父鶏冠谷右俣探勝報告
(08年10月18日)
<08'10.18 歩行記録>
西沢渓谷駐車場(5:50)〜鶏冠谷出合(6:35-40)〜逆くの字滝下(7:55)〜2俣(8:35-45)〜右俣大滝(11:10-35)〜
遡行終了点(12:30)〜登山道(12:50-13:10)〜ふたつコブ分岐(13:25-30)〜林道(14:40-45)〜西沢渓谷駐車場(15:10)
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東沢流域のメジャーな沢の中で唯一未踏だった鶏冠谷ですが、今日は久々の森くんを誘ってこの沢に足を踏み入れてきました。 予想以上に手強い沢でしたが、沢は静かでとても綺麗! 豪快な滝あり、大高巻きあり、そして飽きるほど連続するナメ滝に酔いしれ、最後は薮コギも無く登山道に合流するこの沢はもう最高の世界でした。
西沢渓谷駐車場で森くんと待ち合わせし、6時前にスタート。 鶏冠谷出合まではもう10回も歩いていましたが、その先は未踏の世界でワクワクです。 鶏冠谷に入るとすぐに鶏冠山への登山道が分岐しますが、そのまま谷を進むと小滝がいくつか出てきました。 特に問題も無く遡行していくと出合から10分程で10mの魚止滝に到着です。 幅広で水量多く立派な滝でした。 ここは左岸の良く踏まれた踏み跡を利用して越えました。
沢は次第にゴーロ状になってきますが、右岸から入る飯盛沢出合を過ぎると再び小滝が連続するようになります。 しばらく歩いて右岸の高い崖から流れ落ちる奥飯盛沢を過ぎると本流には3段12mナメ滝が登場しました。 この滝は写真で見て想像していたよりずっと大きな滝でした。

10m魚止滝 |
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3段12mナメ滝 |
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20m逆くの字滝 |
この滝ですが1段目は左岸を巻いて越えました。 そのまま高巻きか迷いましたが、今回はロープで一度下降して、2段目以降は右岸のスラブの弱点を探しながら慎重に登りました。 なかなか手強さを感じた滝でした。 ここを越えればいよいよ鶏冠谷名物とでも言えそうな逆くの字滝の登場です。
逆くの字滝は噂通りの立派な滝でした。 直登も可能だということですが、そんな気はさらさら無く観賞後は右岸の高巻きルートへと進みます。 踏み跡は不明瞭で少し迷いましたが、最後はロープで沢床に下降するとちょうど落口でした。
逆くの字滝上から2俣までは30分くらいでしたが、この間はきれいなナメが連続して、とても気持ち良い沢歩きができました。 辿り着いた2俣は明るく開けて休憩にはちょうど良いポイントとなっていました。

連続するナメ滝 |
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Y字のナメ滝 |
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2俣 |
2俣から先の右俣は薄暗いゴルジュとなっていて、奥には大きな滝が見えました。 ここは左俣を少し登ってから中間尾根に取り付いて大きく高巻きます。 かなり大きな高巻きとなる上に踏み跡も不明瞭なので、ゴルジュ出口の滝上を狙ってのルートファインディングには要注意です。 最後は立木や木の根を利用しながら沢床に下降しました。
高巻きが終わってもまだまだ気は抜けません。 続いて現れたゴルジュでは倒木を利用してツルツルの岩壁を登らなければならない箇所がありました。 ここは微妙なバランスを要求されるところでちょっとしたアクシデントも発生! 難所らしく上部には残置ピンも2本打ってありましたので、最後はこれを利用してロープを出して越えました。
続いて現れるのはナメ状の30m滝です。 ここは右岸を大きく高巻くこともできるようですが、あまり良いルートではないと聞いていたので直登モードで攻めました。 まずは右岸のバンド棚をスイッチバック状に進んで途中の小さなテラスまで登ります。 その先はちょっとした岩登りになるので、空身で攀じ登った後、立木にザイルを据えつけてザックと森くんを引き上げて越えました。 スリリングでしたが、なかなか楽しい滝越えとなりました。

右俣入口ゴルジュ |
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難所の倒木ゴルジュ |
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30m滝 |
30m滝を越えると右俣はナメ天国と変わりました。 次から次へと現れる美しいナメは直登したり巻いたりと全て快適に登っていくことができました。 右俣はちょっと暗い感じの沢を想像していましたが、この辺りは全く予想外の明るいナメが連続してもう最高の世界でした。 こんな沢に酔いしれながら登っていくといつのまにか右俣大滝に到着です。
大滝があるのはもうかなり源流に近い部分ですが、それでも水量は豊富でなかなか見事な滝でした。 ここは左岸を高巻きで越えます。 ルートは不明瞭ですが、見通しは良く落ち口を狙って適当に登ると簡単に大滝を越えることができました。 大滝上はすぐに奥の2俣となり、奥右俣が15mの綺麗なナメ状滝となって合流していました。

途中の紅葉風景 |
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連ナメ(1) |
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連ナメ(2) |

連ナメ(3) |
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連ナメ(4) |
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連ナメ(5) |

連ナメ(6) |
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連ナメ(7) |
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30m右俣大滝 |
奥の2俣は右俣へと進みます。 出合の15mナメ状滝は左岸を巻いて越えますが、その上もずっと明るいナメ滝が続いていました。 巻いたり直登したりと、このあたりも快適な遡行が続きます。 滝はどこまでも続いていそうでしたが、高度計で2050mくらいになったところで遡行を打ち切りました。 右岸の倒木の間を強引に登って巻いた滝の上あたりでした。
ここから沢を離れ、登山道を目指してほぼ水平に獣道を辿ります。 薮コギは覚悟していましたが、それは全く余計な心配で何と20分ほどのトラバースで登山道に出ることができました。

奥右俣出合の滝 |
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奥右俣ナメ状滝(1) |
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奥右俣ナメ状滝(2) |
戸渡尾根はもう何度も歩いているおなじみのルート。 東沢に比べると沢登りは手強かったですが、歩行距離はかなり短く疲労度はそれほどでもなかったので今日の戸渡尾根下降は意外と順調でした。 素晴らしかった鶏冠谷の遡行を思い出しながら、気持ち良く最後のシメを消化することができました。
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