大黒茂谷より大菩薩嶺探訪報告


(14年10月12日)


<14'10.12 歩行記録>

林道ゲート(5:40)〜大黒茂谷出合(6:40-50)〜2俣(9:15)〜奥2俣(10:20-35)〜登山道(11:10)〜
大菩薩嶺(11:40-55)〜1343m三角点(14:25)〜小室川山道(16:00-10)〜林道(16:25)〜林道ゲート(16:45)

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 今回は泉水谷支流の大黒茂谷から大菩薩嶺に登り、下降は大菩薩北尾根という内容の濃いルートをwaiさん、たけさんと一緒に歩いてきました。 大黒茂谷は泉水谷の沢としては15年前に登った小室川谷以来でしたが、思っていた以上に変化があってとても楽しい沢でした。 そして下降に利用した北尾根は、こちらも思っていた以上に踏み跡の薄い尾根で、とても興味深く歩くことができました。 とはいえ、尾根の末端部分では3度もルートを見失うという結果となり、ルートファインディングがとても難しい尾根でもありました。
 ご参加して頂いた皆さん、どうもお疲れ様&お世話様でした。(m_o_m)

出合の巨石帯
出合の巨石帯
oooooo 唯一の堰堤
唯一の堰堤
oooooo 大岩5m滝
大岩5m滝

 三条新橋の林道ゲートから歩くこと約1時間で大黒茂谷出合に到着。 林道は15年前とは全く違ってほぼ全面舗装されており、非常に歩き易く快適でした。 大黒茂谷出合のわずか上流部にりっぱな山道の木橋があり、そこを渡ってから大黒茂谷へと入ります。
 大黒茂谷のスタートは巨岩帯から始まりました。 登ったり潜ったりとルート探しにはちょっと苦労しますが、なかなか楽しい所です。 この巨岩帯を抜けると目の前に突然堰堤が現れました。 この堰堤は大黒茂谷唯一のもので右から越えますが、3mほどの下降が逆スラブとなっているので要注意です。
 続いて現れるのは大岩を廻り込むように落下する5m滝です。 ここを左岸から巻いて越えるとその先には大きな淵から始まる最初のミニゴルジュ帯が現れました。 手前の淵を越えればその後の滝は簡単に登れそうでしたが、10月の沢ではあまり濡れたくもなくゴルジュ全体を左岸から巻いて通過しました。

最初のゴルジュ
最初のゴルジュ
oooooo 1対3の支沢出合
1対3の支沢出合
oooooo 3mナメ状滝
3mナメ状滝

 平凡ながらも綺麗で楽しく歩ける沢を20〜25分ほど登ると、最初の分岐とも言えそうな左岸からの支沢が水量比3対1の滝となって合流してきました。 この支沢出合を過ぎると随所にきれいなナメまたはナメ状滝が現れるようになり、快適に登っていくとやがて綺麗な幅広の3mナメ状滝となり、その前方には大きな滝が2つ見えてきました。 下部は2段6m滝、上部は幅広6m滝の連瀑です。
 まず下部の2段6m滝は左側の溝を伝って簡単に登れました。 上部の幅広6m滝はフリクションが効く時期なら中央突破も可能そうでしたが、今回は岩がぬめって滑りそうだったので左右の水線沿いを登って越えました。

2段6m滝
2段6m滝
oooooo 幅広6m滝
幅広6m滝
oooooo 山道下の支沢出合
山道下の支沢出合

 その先、しばらく登ると左岸から水量比5対1くらいの支沢が合流してきました。 この沢のすぐ上には山道が通っているハズでしたが、そこからしばらく登るとかなり朽ちた桟道が沢を横切っていました。 この桟道を過ぎると間もなく階段状5m滝です。 この滝は姿形がなかなか素晴らしく、水流をザブザブと登れるのも良い気持ちでした。
 この先の中流部には素晴らしいナメがかなり長く続いていて快適です。 やがて山道が立派な桟道で横切ると、その先は水量比1対1の2俣となりました。 左が目指すべき沢筋ですが、沢が荒れ気味で見かけ上の水量が少なくなっているので間違わないように注意が必要です。 また2俣からわずかに登ったあたりで右岸から合流する支沢が、意外と沢型が大きく悩ましいので要注意です。

5m階段状滝
5m階段状滝
oooooo 中流部のナメ
中流部のナメ
oooooo 2俣
2俣

 2俣を過ぎ、荒れて水流も乏しくなった沢をさらに登っていくと、山道が再び沢を横切りますが、ここには桟道が無いので見落とすかもしれません。 しかしこの山道横断点を過ぎたあたりから徐々に水流が復活し、やがて前方に今までとは違った大きな滝が見えてきました。 ここが大黒茂谷の核心部です。
 核心部で最初に現れるのはクネクネと落下する15mの大滝です。 ここは左岸の灌木を利用して巻いて越えます。 続いて現れる12m斜滝はグリップが良ければ水流左側を登れそうでしたが、今回はぬめっていたこともあって、ここも左岸から巻いて越えました。

15m大滝
15m大滝
oooooo 大滝左岸の巻き
大滝左岸の巻き
oooooo 12m斜滝
12m斜滝

 核心部の最後はなかなか見事な8m滝です。 ここは左手から水量の多い支沢が入り、右上から8m滝が岩を滑るように落下していました。 この滝を左岸から巻いて越えれば核心部は終了です。 穏やかになった沢で後ろを振り返ると青空の中に飛龍山と思われる形の良い山の姿が見えました。
 核心部を終えてしばらくすると沢は階段状のナメが連続するようになり、やがてガイドブックに記載された3段10m滝に到着です。 ここを難なく快適に登って越えると間もなく水流比1対1の奥の2俣に到着しました。

8m滝
8m滝
oooooo 階段状のナメ
階段状のナメ
oooooo 3段10m滝
3段10m滝

 奥の2俣は藪の少なそうな左俣に入りました。 小さな滝がいくつか続きますが、巻いて越えなければならない滝もあり意外と苦労したりしながら登っていきます。 そのうち、左岸から巻いて越えようと思った滝で、かなり高く追いやられてしまい、もう登山道も近いだろうということでそのまま尾根を登ることにしました。 結果としては奥の2俣から35分程度で登山道に出ることができました。 大菩薩嶺まで30分くらいの地点でした。
 さてここまでは当然ながら誰一人として出会うことはありませんでしたが、さすがに百名山の大菩薩嶺は多くのハイカーで賑わっていました。 そんなわけでこちらは山頂に長居はせず早々に引き揚げて北尾根下降に向かいました。

奥2俣
奥2俣
oooooo 登山道
登山道
oooooo 大菩薩嶺
大菩薩嶺

 北尾根は思っていた以上に踏み跡が薄く良い雰囲気でした。 またピークや岩峰も多く、笹薮もかなり長く続くところがあり、下降では不明瞭な尾根分岐が多いという特徴があり、かなりグレードの高い尾根と言えそうです。
 そんな尾根を地図やGPS、そして登った経験のあるお二方の記憶を頼りに下ったわけですが、ひとまず1343.9mの△点までは順調でした。 地図でみれば、この△点に到着した時点で、尾根はほぼ終わりという感じではありますが、実は難関はここから先だったのです。

 まずは△点のわずか先の分岐で東側の尾根に入ってしまい、途中から登り返し(1回目)。 そして戻ったは良かったが、そこからまた北に延びる小尾根を少し下ってしまい、再度の登り返し(2回目)。 何とか正規の北東尾根に入り、安心して勢いよく下っていったら、標高1120m付近の分岐を正規の北東ではなく北西に下ってしまい、尾根が切れ落ちた所で登り返し(3回目)。
 結局、3度のルートミスの後、何とか小室川出合へと続く仕事道に出ることができました。

北尾根の様子
北尾根の様子
oooooo やっと山道に出た!
やっと山道に出た!
oooooo 小室川出合の橋
小室川出合の橋

 とにかく、こんなにルート取りが難しい尾根は初めての体験でした。 間違えては登り返しというパターンを何度かやらされて、もうクタクタになりました。 しかし、尾根そのものは本当に素晴らしかったと思います。 久しぶりに達成感のある尾根下りとなりました。(^^v

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