奥秩父ナメラ沢右俣より東破風山登頂報告


(12年8月26日)


<12'8.26 歩行記録>

雁坂トンネル山梨側入口駐車場(4:50)〜ナメラ沢下降点(5:25)〜ナメラ沢出合(5:30)〜中ノ沢出合(5:45)〜
10m2条滝(6:05)〜2俣(6:55-7:00)〜右俣2俣(7:25-30)〜15mスラブ滝下(8:00)〜大崩壊下(8:15)〜
稜線(9:15)〜東破風山(9:20-25)〜雁坂嶺(9:55)〜雁坂峠(10:10-20)〜ナメラ沢下降点(11:20)〜駐車場(11:50)

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 ナメラ沢は今まで5回登っているお気に入りの沢ですが、今回は初めて右俣を登ってみました。 右俣の詳細記録は今まで見たことはありませんでしたが、ネット上には右俣の下降記録があったりしたので左俣同様に簡単な沢という印象がありました。 しかし、実際に登ってみるとそんなに簡単に下降はできない手強い沢であることが分りました。 ナメラ沢では今までお目にかかれなかった垂直の8m滝、そして全体がスラブ状となった15m滝等、大きな滝が相次いで現れました。 このため決して初心者向けとは言えませんが、沢登りの観点で見れば左俣よりずっと面白い沢でした。

 なお、ナメラ沢の2俣まで、および左俣については今までの記録を参照下さい。 遡行の詳細は14年前の記録ですがこちらを参照下さい。 今回は右俣を中心に記載します。

10m2条滝
10m2条滝
oooooo 2俣下のナメ(1)
2俣下のナメ(1)
oooooo 2俣下のナメ(2)
2俣下のナメ(2)

 水量比1対1で分岐する右俣に入ると、最初のうちは倒木等が多く、あまり綺麗な沢とは言えない状態でしたが、やがて綺麗なナメとなりました。 区切るのがちょっと難しいですが、綺麗なナメを2箇所ほど気分良く登っていけば右俣2俣に到着です。 2俣は水量比1対1の出合で、左沢は垂直の8m滝、右沢も急傾斜のナメ状15m滝となっていました。 もちろん、今まで歩いてきたナメラ沢には全く存在しなかった風景です。

右俣のナメ
右俣のナメ
oooooo 2俣の両門滝
2俣の両門滝
oooooo 10mナメ滝
10mナメ滝

 さて目指すは左沢なので垂直8m滝を越えなければなりませんが、一見してあまり良さそうなルートが見つかりません。 結局、右沢の滝を少し登ってから8m滝上を狙ってスラブの上に乗った不安定な泥の塊をだましだましスタンスに使って突破しました。 そして8m滝上は10mほどの幅広のナメが続き気分良く登っていきます。 その上もさらに2m、2m、8mとナメ状の滝が続き、さらに形の良いトイ状5mのナメ滝を越えると左岸より支沢が水量比5対1で合流してきました。

 この先は沢全体がスラブ状となり明るくなりますが、前方にはこれまたほぼ垂直の15m滝が現れました。 ここは右手よりスラブの弱点を見つけながら高巻きますが、不安定な泥の塊も多く、またそれなりに高度もあるので要注意です。 15m滝を越えると3m、3mとナメ状の滝が続いた後、水量比4対1の分流となりました。

トイ状ナメ滝
トイ状ナメ滝
oooooo 15mスラブ滝
15mスラブ滝
oooooo スラブ途中->富士山
スラブ途中->富士山

 最初、分流は奥の2俣かなと思いましたが、水量の多い左の沢は右の沢に比べてはるかに急傾斜です。 おかしいなと思って少しスラブを登ってみると上部は大崩落の跡のようでかなり上まで急傾斜のスラブが続いていました。 そして水流はその下部より湧出しているのが確認できました。 そこでここはスラブを右へと横断して水量の少ない右の沢へと進みます。 この時、振り返るとスラブの途中からちょうど富士山がくっきりと見えました。
 さて右の沢に進むとすぐにまた2俣状の分流があり、水量比は1対5。 ここは水量の多い右の沢に進みます。 この辺り、地形図をじっくり照らし合わせてみると状況が良く判ります。

大崩壊スラブ下
大崩壊スラブ下
oooooo 東破風山
東破風山
oooooo 雁坂峠
雁坂峠

 水涸れの手前で水を補給し、その後も沢型に沿ってひたすら登ります。 沢はやがてガレ状になりますが、とりあえず開けたガレの方が歩き易そうなのでそのまま登っていくとガレ場が途切れたところで猛烈なシャクナゲの藪になりました。 直上は限りなく困難の様相となったので気持ち斜め右へとトラバースしていくとシャクナゲが途切れて歩きやすくなりました。 そこからは獣道を有効に利用させて頂いて稜線登山道に這い上がりました。 東破風山のわずか西、数分のところでしたので、ルーファンはほぼ正確だったように思います。

 さて稜線に出てしまえば後は一般登山道です。 実は今回は中ノ沢を下降しようというプランで望んでいたのですが、ナメラ沢右俣が予想以上に手強い沢だったため、もしかして中ノ沢も......という不安がよぎり下降は迷いも無く一般登山道選択となりました。 ただこの日は雁坂峠でトレランの大会でもあったらしく峠道はすごい混雑で参りました。(^^;

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