名栗川ハネバミ入より蕨山登頂報告


(10年9月26日)


<10'9.26 歩行記録>

名郷(5:15)〜ハネバミ入出合(5:45)〜2俣(6:27)〜奥2俣(6:30)〜大滝下(7:05)〜大滝上(7:45)〜
稜線(8:10)〜蕨山(8:15)〜蕨山展望台(8:25-30)〜蕨入堰堤(9:15)〜名郷(9:25)

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 本日は名栗川のハネバミ入を遡行して蕨山に登ってみました。 ハネバミ入に狙いを定めたのは最奥部にある3段30mと言われる大滝を見たかったからです。 この大滝は実際、殆ど源流に近い最奥部にあり、そのため水量は少なく滝としての見劣りはさすがに致し方ないものがありましが、訪れる人も稀な深山幽玄の雰囲気は何とも言えない心地良さがありました。

 名郷の名栗川沿い駐車スペースに車を停め、まずは名栗川沿いの車道を登っていきます。 30分程でキャンプ場の入り口に到着しますが、ハネバミ入出合はこのキャンプ場敷地の真ん中にありました。 沢沿いのキャンプサイトを突っ切って少し登ったところが入渓点となります。
 入渓すると間もなく最初の3mほどの滝が現れます。 周囲は苔むした感じで渓相はまあまあでした。 3m滝を左から越えて10分ほど登ると右岸から支沢が水量比1対5で流入。 その先、小滝をいくつか越えると次の4m滝です。 流木が挟まっていましたが、なかなか形の良い滝でした。 ここは右側の岩の間を通り抜けるようにして越えます。

 4m滝上は沢も平凡な流れとなり、やがて左岸から支沢が水量比1対8で流入。 そしてそこからさらに15分ほど登ると再び左岸から支沢が水量比1対6で流入していきますが、ここがいわゆる三俣と呼ばれるあたりで、ほんのわずか上で明瞭な2俣になっています。 2俣は右沢が本流ですが、今回は大滝の訪問がメインなのでここは左沢に入ります。 するとまたわずか数分で再び明瞭な2俣に到着。 今度は右沢へと進路を取りました。

ハネバミ入出合
ハネバミ入出合
oooooo 最初の3m滝
最初の3m滝
oooooo 4m滝
4m滝

 2俣から先は急に傾斜がきつくなります。 ただし沢そのものは平凡なので適当に歩き易そうなところを狙って登っていきます。 そんな沢を20分ほど登るときれいな苔で覆われた4mほどの滝に到着しました。 ここは右から間単に越えられます。 滝上はさらに傾斜が増し、水量も徐々に減ってきて、もしかして沢を間違えたかなと思うようになる頃、目の前の岸壁に目指す30m大滝が見えてきました。

 大滝は水量こそ少ないですが、なかなか綺麗で風情のある姿でした。冒頭でも述べましたが、深山幽玄の雰囲気が何とも素晴らしい滝です。 しばらく鑑賞後、どこから越えようかと観察しますが、装備は無いので直登はパス。 一段登ってから右の泥状ルンゼを小さく巻けそうだったのでチャレンジしてみましたが、足場が何とも嫌らしいのでここもパス。 あとは右か左からの大高巻きしかありませんが、ネットで見た先駆者の情報に従い左からの大高巻きとしました。

 この高巻きですが、実際に登ってみるとめちゃ急傾斜で足場は悪く、ホールドとなる潅木もまだらでかなりデンジャラスでした。 落石を発生させずに登るのはかなり困難なので、パーティーで登る場合は相当な注意が必要だと思われます。 無理せずなるべく安定した斜面を登ったらかなりの大高巻きとなってしまいましたが、ロープ等は必要無しで滝上に降りることができました。 結局、大滝越えに40分以上を費やしたことになりました。

2俣
2俣
oooooo 苔に覆われた4m滝
苔に覆われた4m滝
oooooo 3段30m大滝
3段30m大滝

 さてネット情報では滝上はすぐに水涸れとありましたが、水流はまだしばらく続きます。 右岸から涸沢が入り、傾斜がさらに増した沢をさらに登っていくとやがて岸壁に行く手を阻まれますが、最後の水流はその岸壁の下から湧き出していました。 この岸壁を右から廻り込むように登り、さらに急斜面を気持ち右上方へと登っていくと小尾根に出ました。 登山道のある稜線までは5分とかからないところでした。

 稜線の立派な登山道に出て小休止後、蕨山へと向かいます。 しかしここで思わぬハプニングが発生。 登山道を歩いて大きなどんぐりの木の下を通過しようとした時、いきなり頭上の樹がざわめき出したのです。 急に風が出たのかなと思って見上げると、なんとそこには大きな黒い塊が...... これはもしかして熊かと思った瞬間に相手は一目散に樹から降りてきました。 こちらに向かってきたらどうしようと一瞬身構えましたが、熊は樹から降りるなり谷に向かって逃げていきました。 ざわめきから熊が谷に消えるまで、時間にしたら実際20秒も無かったと思いますが、かな長く感じた時間でした。 しかしこの山域で熊が現れるとは以外だったです。

高巻きより大滝
高巻きより大滝
oooooo 稜線
稜線
oooooo 蕨山
蕨山

 熊出現のハプニングでちょっと動揺しましたが、蕨山山頂で気を落ち着けてから蕨山展望台へと向かいます。 ここで今日始めてハイカーに会いました。 どうやら熊が谷に転がり込む音だけは聞いていたようで、熊の話しをしたら驚いていました。 これからしばらくは奥武蔵あたりでも熊には要注意だと思われます。

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