滝川金山沢より和名倉山探勝報告


(04年6月5日)


<04'6.5 歩行記録>

国道脇駐車スペース(4:30)〜沢小屋沢(5:15)〜尾根道分岐点(5:30)〜
曲沢出合(5:50-6:05)〜金山沢出合(6:30-35)〜8m2段滝(7:15)〜最初の小屋跡(8:50)〜
屈曲点の連ナメ(9:30)〜奥の小屋跡(9:55)〜2俣(10:10-20)〜3対2の2俣(10:30)〜
奥の大滝(10:45)〜3対1の2俣(10:55)〜登山道(11:40-47)〜川又分岐(11:50)〜
二瀬分岐(12:00)〜千代蔵休場(12:05)〜和名倉山(12:15-35)〜二瀬分岐(12:45)〜
川又分岐(12:55)〜曲沢下降点(13:15-25)〜奥2俣(13:50)〜2俣(14:45-55)〜
曲沢小屋跡(15:40-16:00)〜沢小屋沢(16:25)〜国道(17:10)

サーバ容量制限による画像リンク切れがある場合はご容赦下さい。m(_o_)m
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 和名倉山への登路として前回未遂に終わってしまった滝川支流の金山沢に再度チャレンジしてみました。 この沢は曲沢より多くの滝も持ち、上流部は素晴らしいナメの連続部分もあって楽しい遡行ができました。 また、今回は梅雨の合間の快晴日となり和名倉山山頂付近からは素晴らしい富士山の眺めも楽しめ、非常に満足度の高い和名倉山15回目の登頂を果たすことができました。

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 国道140号線からはいつもの滝川右岸ルートを利用します。 沢小屋沢を過ぎて15分程で前回チェックしておいた尾根道の入口に到着しました。 ここから曲沢出合に向けて下降していきますが、前回ルートの合流点は結局確認できませんでした。
 さて曲沢出合では前回は懸垂で下降しましたが、今回は曲沢の出合すぐ上部に降りるうまいルートを見つけノーザールで滝川へ下降することができました。
 曲沢や滝川本流の水量は前回に比べると明らかに増していて不安と期待が大きく膨らみます。

 まずは滝川本流を金山沢出合まで遡行します。 この間は特に難しい所はありませんが、ショルダーした所が一箇所、そして腰まで浸かった渡渉がありました。 また今回は水量が多かったため、急流での横断箇所はかなり慎重になりました。
 辿り着いた金山沢の出合では本流が1m程の滝となって大きな淵を形成していました。 ただ金山沢に入るには浅瀬を渡っていけますので全く問題はありません。

曲沢出合
曲沢出合
ooooo 金山沢出合の大淵
金山沢出合の大淵
ooooo 最初の滝
最初の滝

 金山沢に入るといきなりゴルジュ状となり、朝早いこともあってまだ薄暗く、写真もまともに撮影できない状況となりました。 最初の3m程の滝を右から越え、続く連瀑を登ると金山沢で一番やっかいと思われた8mS字状の滝が現れます。 一応、山渓ガイドに従ってS字状滝としておきますが、形状は普通の2段の滝でした。 ただ、今回は水量も多かったので途中で水流が吹き上がっていました。 もしかしたら水量が少ない時はS字状の流れになるのかもしれません。

 この滝の突破ルートは左岸の急傾斜な岩棚となります。 ただ釣師の入渓が多いようでロープが数本設置してあり、これを適当に利用して登っていきます。 やや高度感があるので要注意です。
 この滝の上には4mのCS滝がありますが、ここは左岸をへつった後に巻き気味に越えていきます。 CS滝を越えれば最初のゴルジュ帯はほぼ終了です。

 ゴルジュを抜けるとしばらく穏やかな谷となります。 途中に小さなゴルジュ帯がありますが、ここは右岸を大きく巻いてこえていきます。 どっぷり浸かる覚悟があれば水流通しでいくのも面白いかもしれません。

8mS字状滝
8mS字状滝
oooooo 8m2段滝
8m2段滝
oooooo 10m金山沢の滝
10m金山沢の滝

 しばらくするときれいにまとまった8m2段滝が現れます。 金山沢では一番形の良い滝かもしれません。 この滝は一見すると登るのが難しそうでしたが、良く見ると左壁に釣師用のロープがぶら下がっていました。 実際に登ってみると階段状になっており、特にロープを利用しなくても問題なく登れました。

 8m2段滝を越えると次は奥秩父の滝で紹介されている10m2段の金山沢の滝となります。 この滝もなかなか見応えのある素晴らしい滝でした。 ここは左岸の泥壁を登ってからトラバース気味に巻いて越えます。
 金山沢の滝上は、しばらくきれいな小滝がいくつか現れ楽しい遡行ができました。 そして沢がややゴーロ気味になってくると、最初の小屋跡に到着です。

きれいな小滝
きれいな小滝
oooooo 最初の小屋跡
最初の小屋跡
oooooo 曲がったナメ
曲がったナメ

 小屋跡から先もきれいな滝が次から次へと現れて、なかなか飽きさせてくれません。  ナメ、スダレ、淵等とにかく何でもありの沢です。 特に小尾根を回り込むような所(おそらく金山沢の屈曲点)の直ぐ先にある連ナメの美しさは格別でした。

 しばらくして滝場が終わり、沢がゴーロ状になってくるとまもなく奥の小屋跡に到着です。 小屋は跡形もありませんが、つぶれた屋根の残骸がまだ残っていました。 また小屋跡の裏手には意外と良く踏まれていそうな踏跡が続いていました。 ちょっと先が気になるところです。

 小屋跡からさらにゴーロを辿ると2俣となります。 左俣は右俣に比べるとやや水量が少ないようでした。 ここは右俣へと進みます。 沢はすぐにインゼル状となり、右側の流れはそのまま次の水量比3対2の2俣の支沢の流れに続いているのでルートミスには要注意かもしれません。

スダレ状の滝
スダレ状の滝
oooooo 美しい連ナメ
美しい連ナメ
oooooo 14m奥の大滝
14m奥の大滝

 さてインゼル状の流れが一段落すると、本流は狭まり突然のように大きな滝が現れます。 最上流部と言って良い位の奥地にこのような立派な滝があるとは思ってもいなかったので驚き半分嬉しさ半分といった感じでした。
 この滝は下から見ると8m程の直瀑ですが、実際にはその上にナメ状の滝が6m程続いていています。 ここはまず左岸の泥ルンゼを登り、途中からトラバース気味に巻いて越えました。

 この滝より先にはもう滝と呼べるようなものはなく、急傾斜で高度を稼ぐ詰めの登りとなります。 途中で左岸より川又分岐付近から流下していると思われる水量比3対1の支沢が入りますが、登りにくそうなのでパスして忠実に本流を詰めていきます。

 本流はやがて再び2俣となりますが、ここは水流の多い右俣をパスして明るく登りやすそうな左俣へと進みます。 水流は間もなく無くなり、すぐにガラガラで踏ん張りの効かない斜面の登りとなりました。 かなりキツい登りでしたが、沢形が殆ど確認できなくなるあたりでやっと登山道に出ることができました。

千代蔵休場->富士山
千代蔵休場->富士山
ooo 同 飛龍山と富士山
同 飛龍山と富士山
ooo 和名倉山15th
和名倉山15th

 一息してから登山道をメインルートへと進むと3分ほどで川又分岐に出ました。 ここからは一般ルートで和名倉山に向かいます。 今日は天気が良かったので、千代蔵休場からの眺めは最高でした。 ここから眺める富士山の姿はやはり素晴らしいものがあります。
 和名倉山は今回で15回目の登頂となりましたが、山頂には新しいプレートが追加されていました。 偉大なるバカ山と呼ばれたこの山も、最近ではハイカーも増え、歩きやすい山になってきているようです。

 山頂からは以前辿った曲沢下降ルートなので気が楽です。 沢の下降は意外と神経を使いましたが、状況が分っているのはやはり強みです。 清涼感を大いに楽しみながら、のんびり下降していきました。

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