東黒沢白毛門沢より白毛門探訪報告


(03年9月6日)


<03'9.6 歩行記録>

東黒沢出合駐車場(5:30)〜ハナゲの滝下(5:55-6:05)〜白毛門沢出合(6:20)〜
タラタラのセン下(8:10)〜大ナメ滝下(8:30)〜大岩(8:45-50)〜2俣(9:05)〜
迷いやすい2俣(9:20)〜奥2俣(9:35-45)〜白毛門山頂(10:50-11:25)〜
松ノ木沢の頭(12:00)〜東黒沢出合駐車場(13:30)

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 森くんと昨年の米子沢以来の上越沢遠征。 しかし共に体力不足の懸念があったため、お手頃コースと思える白毛門沢に行くことになった。

 スタート起点は土合橋手前の駐車場。 ここはかなり広い駐車場だが、道路からちょっと離れた高台にあるので最初は分からずに通り過ぎてしまった。
 駐車場から入渓点はすぐなので、身支度は最初から遡行モードである。 駐車場の一番奥はすぐに東黒沢で登山道の橋がかかっているが、最初の堰堤までは橋を渡らず手前の林道を歩き、堰堤の上から入渓する。
 沢に入ると最初はゴーロだがすぐにきれいなナメが現れ始めた。 ハナゲの滝までは何も無いと思っていたので嬉しい誤算であった。 そんなナメを快適に登っていくと目の前に大きな滝が迫ってきた。 前衛滝をしっかりと従えたハナゲの滝である。 何だか写真で見るよりかなり急な感じでビビってしまったが、良く見れば水流左側が簡単に登れそうだ。 取り付いてみるとホールドスタンス共に豊富で上部の屈曲点まではスイスイと登れた。 上部屈曲点からは水量が多い場合はしんどそうだが、今日は水量が多くは無かったので、一度左岸に渡ってフリクションで登った。

ハナゲの滝遠景
ハナゲの滝遠景
oooooo ハナゲの滝近景
ハナゲの滝近景
oooooo 大岩のあるナメ
大岩のあるナメ

 ハナゲの滝上もきれいなナメがしばらく続く。 特徴的な大岩の右手を流れるナメ等はなかなか素晴らしい。 快適な遡行を続けていくとまもなく白毛門沢出合に到着である。
 白毛門沢は6m程のナメで出合う。 ここは本流の東黒沢を少し登ってから水流を渡って白毛門沢へと入っていく。 すぐに4m程の滝が現れて右岸を巻いて越えていくのだが、この巻き道はあまり良くなかった。 この先もずっとこんなんかいなと先が不安になるが、その後は小滝やナメが相次いで現れ、巻いたり登ったりと意外と快適な遡行を続けることができた。

白毛門沢出合
白毛門沢出合
oooooo 巻き悪い4m滝
巻き悪い4m滝
oooooo 4mナメ滝
4mナメ滝

 快適な遡行を続けていくと、やがて白毛門沢の核心部となる。 核心部入り口となる4m滝を超えると目の前に大きな10m滝が立ちふさがった。 一見巻くしか無さそうに思えたので、右岸の薮の中に続く小ルンゼ状の巻き道を登っていく。 しかしこのルートはどんどん上へと登ってしまい、もしかしたら核心部を全部巻いてしまうのではないかという不安がよぎったので引き返した。 戻って滝を良く観察するとどうやら右手の壁が登れそうだ。 空身で試しに登ってみると何のことは無い楽勝ルートであった。 楽勝と言っても高度感がちょっとあるので、上からザイルを降ろして登った。

 この上、2段5mの滝を右岸から巻いて超えると目の前には白毛門沢最大のタラタラのセンが現れる。 なかなか立派な滝である。 ここは巻くしかないので迷わず右岸の巻き道を登っていく。 踏み跡明瞭な巻き道で最初は上へ上へとどんどん登る。 やがて右手へとトラバースになり小沢を2本渡っていく。 2本目の小沢からはルートが少し不鮮明となるが、小沢をほんの少し登ったところに踏み跡が続いており、それを辿ったらタラタラのセン上にある6m滝下に出ることができた。

 6m滝は右岸左岸どちらからでも巻けるが、左岸のほうが快適だ。 ただし左岸にはブッシュが無いので初心者は右岸の方が良いかもしれない。 この滝を越えれば3m滝を前衛に従えた20m大ナメ滝である。

核心部入り口
核心部入り口
oooooo 右を登る10m滝
右を登る10m滝
oooooo タラタラのセン
タラタラのセン

 20m大ナメ滝は水流右手を登るが、滑りやすくなかなか手強い。 手がかりが無くフリクションに頼って登らねばならない部分が数ヶ所あるのだが、私の渓流シューズのソールが磨耗気味でフリクションが殆ど効かず途中で立ち往生。 ここは森くんに先行してもらいお助けロープで何とか登りきった。
 大ナメの上は大きなプールとなり、その直ぐ上には特徴的な大岩が沢の真ん中にどんと居座っている。 良く見るとバカボンのパパのような形でとってもユニークな大岩である。 この大岩は左側の分流を登って超えていった。

20m大ナメ滝
20m大ナメ滝
oooooo 大ナメ上の大岩
大ナメ上の大岩
oooooo 白毛門を望む
白毛門を望む

 大ナメ滝を越えれば、あとはもう難所は無くひたすら上へ上へと沢を詰めていく。 やがて水量比1対1の2俣。 ここでは右手から入る支沢が8m程の滝となっており、本流は少し奥に6m程の滝をかけている。
 2俣を過ぎると前方にジジ岩、ババ岩を従えた白毛門が拝めるようになるが、まだ遥か上部で気力がそがれる思いである。 まあ、とにかく登るっきゃないのでゴーロやナメをどんどん登っていくと右岸から水量比1対4でナメ滝となった支沢が入り、その直ぐ上で水量比1対3の2俣状となった。 ここは正面の水量の少ない沢に誘い込まれそうな所であるが、水量の多い右沢に入るとこちらも直ぐに向きを変えて山頂に向かうようになるので、こちらが正解のようである。
 2俣より先はゴーロ状となりどんどん高度を稼ぐ急登となるが、やがて奥の2俣に到着。 ここは水量比1対3くらいだが、ガイド通りに水量の少ない左の沢に入る。

ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ
oooooo 最後のスラブ帯へ
最後のスラブ帯へ
oooooo 一ノ倉沢方面
一ノ倉沢方面

 水量は次第に減り、かなりキツイ急登の沢となってくる。 喘ぎながら登っていくと何と脇にニッコウキスゲの花が咲いていた。 沢の中は季節がちょっとズレてるのかななどと思いながら、花を眺めて元気を取り戻す。
 さらに登ると、いつしか沢だかスラブ帯だか分からないような急登となってくる。 確かに手がかりは豊富だが、途中数箇所ではそうでもない部分もある。 いずれにしても間違って落ちたらどこまで落ちるか分からないような所が多いので慎重に登る必要がありそうだ。 そうは言っても踏み跡は何となく分かるのでルートミスはしなくて済みそうではある。 こんなスラブ帯をひたすら登るとやっと稜線、と思ったらどんピシャリで白毛門の山頂に飛び出していた。

 山頂では強い風とガスに覆われ展望は皆無。 まあ仕方ないか.... 途中の松ノ木沢の頭からは何とか一ノ倉沢方面の展望が得られたので、少しだけ気を取り直すことはできたようである。
 しかしながら駐車場までの下りは思ったより長くてキツかった。 途中、一ノ倉沢方面や登ってきた白毛門沢のタラタラのセンの展望が得られたことは救いではあったけど....

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