金山沢右俣より両神山、八丁峠探訪報告


(03年7月27日)


<03'7.27 歩行記録>

落合橋(5:00)〜第二2俣(5:20)〜大滑上部(6:20)〜稜線(7:00)〜
両神山(7:15-25)〜前東岳(7:35)〜東岳(7:45-50)〜奥社ピーク(8:05-10)〜
西岳(8:25-35)〜行蔵峠(8:40)〜八丁峠(9:10)〜落合橋(9:35)

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 今シーズン初の両神山登頂は昨年同様の最短ルート、金山沢右俣と決定。 しかし今回は最短の作業道下降ではなく、八丁峠まで尾根を辿ってみることにした。

 今日の金山沢であるが、昨夜あたりにかなりの雨が降ったようで水量は今までになく多かった。 そのためかもしれないが、出合に降り立つと98年の9月、すなわちあの99年集中豪雨前に訪問した時にきれいな姿を見せていた出合のナメ滝の姿が次第に元に戻ってきているように思えた。 これは非常に嬉しいことである。

最初の2俣
最初の2俣
oooooo 第二の2俣
第二の2俣
oooooo 7mナメ状滝
7mナメ状滝

 さて沢に入るとすぐに最初の2俣。 今日は左岸の支沢も水量が多く見事な多段滝となっていた。 この先、第二の2俣まではきれいなナメが続いているが、今日は水量が多くルート探しに手こずってしまった。 フリクションで慎重に登って行くと第二の2俣に到着。 右岸から流入する支沢も水量が多く見事なナメ滝となっていた。

 ここで本流の滝を見ると、あれ? いつも気にもせず登っていた水流右手の壁がざっぷりシャワーを浴びているではないか。 しかしこの滝場を巻く手立ても無いので、意を決してシャワーに飛び込んで通過した。
 さらにこの上部の滝でも、普段は楽勝に登れる水流左側に取り付けず右岸を小巻きにするが、不安定な岩場で緊張の場面に遭遇した。 沢をなめてはいけないなと痛感したのである。

 こんな滝をなんとか越えていくと本沢最大落差のナメ状7m滝。 この滝も通常の倍くらいの太さになって落下していた。 ここは左岸を巻いて越えるのだが、金山沢右俣で唯一緊張する場所でもある。 とにかく岩と泥の混じったズルズルの斜面には要注意だ。 今日は慎重に大きく巻き過ぎてルンゼ横を下降するハメとなったが、ここは大きく巻かないことがポイントである。 この滝を越えれば大ナメの登場だ。

大ナメ(1)入口
大ナメ(1)入口
oooooo 大ナメ(2)
大ナメ(2)
oooooo 大ナメ(3)
大ナメ(3)

 大ナメは予想通りで水量が多く素晴らしい姿に変貌していた。 しかしここも入口の大岩下を流れるナメが水量多くて登れない。 しかたなく右岸を巻き気味に越えようと試みるが、どこもスラブの滑り台で下降ポイントが見つからない。 仕方なくザックの底から非常用ザイルを取り出し5m程下降する。 その上部でもルートには気を使うが、それ以上に大ナメの姿が素晴らしく、デジカメ撮影が忙しかった。

 左岸より支沢がナメ状滝となって合流すると大ナメも終了である。 山渓の沢登りガイドではこの左岸支沢を本流として登っているようだが、左の本流のほうが明らかに水量は多い。 その先もナメ状の滝が続くがすぐに荒れた沢床になる。 しばらく登ると赤いゴツゴツした感じの岩床を流れるナメ状滝となり、そのすぐ上で伏流となり水流が消える。 水流が消える直ぐ手前に右岸からの流水があるが、ここは支沢ではなく直ぐ上で湧水となっているようだ。

大ナメ(4)
大ナメ(4)
oooooo 大ナメ(5)
大ナメ(5)
oooooo 大ナメ(6)終了点
大ナメ(6)終了点

 水流が消えたガレ沢を登ると2俣状となるが、左に進む。 さらに登ると再び2俣状でここも左に進む。 右の方が広くて進入しやすい感じを受ける所だ。 ここを過ぎると小さな流れが復活し、やがて見覚えのある2俣に到着。 右沢はルンゼ状の急峻な沢で特徴ある所だ。 ルートはここから中間の小尾根を登るようになり、やがて潅木の中の斜面となってしばらく適当に登ると稜線の登山道にヒョッコリと飛び出す。 両神山までは15分ほどの所である。

両神山山頂にて
両神山山頂にて
oooooo 龍頭神社奥社
龍頭神社奥社
oooooo 八丁峠にて
八丁峠にて

 両神山への途中、落合橋への下降作業道には「通行止 関係者以外立入禁止」の看板が設置されていた。 良いルートなのでもったいない気がするが....
 両神山山頂からは曇りのため眺めは皆無。 まあ、今回で7度目なので休憩もそこそこで八丁峠へと向かう。 前東岳、東岳を順調に通過していくと、まもなく本日の調査ポイントである龍頭神社奥社ピークに到着した。

 確かに八丁峠方面から登ってくると、このピーク上ではルートがT字路になっているため間違いやすいと思われる。 龍頭神社は両神山方面へのルートとは反対のT字路の左手にあり、社が目立つのでついつい左方向に引き寄せられるような感覚である。
 奥社左側の尾の内沢への下降路が比較的良く踏まれていて、すぐに鎖なんかが付いているのがさらに混乱を招く結果となっていることも考えられる。
 しかし、このピーク上には両神山方向のルートを示す道標もあるし、尾の内沢方面に進むと直ぐに危険路である警告看板もあるので、よく注意して歩けば問題はないであろう。
 ちなみに尾の内沢下降ルートの警告看板の内容は以下である。

警告
この先尾の内ルートは難所多く遭難の危険あり
初心者単独者の下山を禁止します
小鹿野町

 奥社ピークからは一度下って「風穴」、そしてそこから登り返すと西岳山頂だ。 西岳山頂からは金山沢側の展望は得られたが、東側は深い雲の中であった。
 西岳の次のピークは行蔵峠だが、ここを過ぎると一気の岩場下降となる。 今回は岩場が濡れて滑りやすく苦労する。 その後もいくつかの小ピークを超えていくと、やがて静かな八丁峠に到着である。 期待していたフシグロセンノウはまだ季節が早いようで咲いていなかったが、薄霧の中の峠はなんともいえない雰囲気であった。

 八丁峠までくれば、あとは良く整備された登山道を落合橋まで下るのみだ。

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