惣小屋沢より和名倉山探訪報告


(02年4月27日)


<02'4.27 歩行記録>

サメ沢橋(4:45)〜大洞橋(5:50)〜井戸沢分岐(6:20)〜大洞林道終点(7:00)〜
遡行開始点(7:05-20)〜二葉瀑(8:30-40)〜焼小屋沢出合2俣(9:15)〜
芋ノ窪出合2俣(9:35)〜奥の2俣(10:55-11:00)〜千代蔵休場(11:50)〜
和名倉山(11:55)〜千代蔵休場(12:00-25)〜笹ッ場(12:40)〜展望台(13:00)〜
造林小屋跡(14:00-10)〜反射板(14:50-15:00)〜埼玉大学秩父山寮(16:45)

サーバ容量制限による画像リンク切れがある場合はご容赦下さい。m(_o_)m
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 会社の森くんと赤谷川以来の沢登り......一週間前に登ったばかりの和名倉山に大洞川惣小屋沢よりアタックした。
 車2台で1台をいつもの埼玉大学秩父山寮前に駐車。そしてもう一台でサメ沢橋まで入る。ここからは長い林道歩きだ。大洞橋までは快調だったが、そこから先は道も悪く傾斜も増すので意外と苦しむ。井戸沢分岐を過ぎ、松葉沢を渡ってしばらく行くと道はほとんど崩壊地と化した。谷に転落しないように注意して進むとやがて林道終点の大きな広場に到着した。予期せぬ訪問者に驚いたのか山の斜面を鹿が慌しく逃げていった。
 林道終点からは山道を少し歩き小さな尾根を超え、ガレ場を下って沢に降りる。5m程の幅広滝の手前で遡行準備をする。

最初の幅広滝
最初の幅広滝
oooooo 2m程の滝
2m程の滝
oooooo 2段10m滝
2段10m滝

 最初の幅広滝を右から巻いて超えるとその上部は急傾斜のゴーロ帯となる。途中に2m程の滝があったが、その上もまたまたゴーロだった。しかししばらく進むと谷は狭まり5m2条滝、途中で右岸より枝沢が注ぐ10m2段滝と続いて滝が現れた。10m2段滝はなかなかきれいな滝だ。ここは下段は左、上段は右から簡単に超えられる。続いて左岸から水量比10対1で支沢が入り、その先はいよいよ核心部のゴルジュ帯だ。

 核心部はまずは7m程の滝で始まる。なかなか豪快な滝だ。この滝を左から巻き気味に超えるといよいよこの沢最大の二葉瀑である。写真では何度か見ていたが、周囲の景観もふまえてあらためて見ると現物はやはり違うなあという印象の素晴らしい滝であった。
 滝を鑑賞後、少し戻って大きく左を高巻くルートに入る。二葉瀑の上にはさらに8m程の斜瀑があるが、この巻き道はこの滝もいっしょに巻いてしまうので時間があれば寄り道したい所である。ただし、この巻き道はトラバース部分が崩れかかっているので慎重に通過する必要がある。

二葉瀑手前7m滝
二葉瀑手前7m滝
oooooo 二葉瀑1
二葉瀑1
oooooo 二葉瀑2
二葉瀑2

 二葉瀑上部もゴルジュとなり2m滝、3mナメ状滝と続く。この2つの滝は左岸を小さく巻く踏み跡があるが、滑りやすいので要注意だ。ここを過ぎるとその先、沢が左に曲がるところに隠れるように7mの豪快な滝が落ちている。この滝は左から巻くように超えようとしたが、最後の降下がちょっといやらしそうだった。ザイルを出すのも面倒くさいので、そのままさらに大高巻きのルートを探す。笹薮の中のルート探しに多少手間取ったが、良く踏まれたルートが見つかった。ただし、高度があるので要注意だ。
 核心部のゴルジュを抜けると間もなく左岸より焼小屋沢が1m程の滝となって出合う。この焼小屋沢という名前はいろいろと説があって正しいかどうかは不明であるが、最近の資料等ではこの名前が一般的に通っているようだ。水量は多く本流よりやや少ない程度。一度は訪れてみたいと思う沢である。

二葉瀑上部ゴルジュ
二葉瀑上部のゴルジュ
oooooo ゴルジュ内7m滝
ゴルジュ内7m滝
oooooo きれいなナメ滝
きれいなナメ滝

 2俣を過ぎると本流には苔の張り付いた岩床を流れる美しいナメ滝が現れる。その上にはさらに自然の芸術品と言えそうな3条の流れもあって楽しめる所だ。やがて第2の2俣と言える芋ノ窪出合に到着。水量比は3対1くらい。出合は小屋跡のような広場になっている。
 芋ノ窪出合を過ぎると小規模だが再び第2のゴルジュとなり、入り口には5m程の滝が落ちている。ここは続いて現れる3m程の滝といっしょに右岸を高巻くことも可能だが、巻き道は悪いので水流沿いを登った方が楽である。
 ゴルジュを超えると谷はいったん開けて左岸に広場が現れる。だがしばらく進むと再び2段7mの滝が現れる。この滝の右岸滝壺には大きな岩穴があって特徴的な所である。ここは左岸を巻いて越える。
 7m2段滝を過ぎると左岸より小沢、続いて右岸より水量比4対1で支沢が合流する。支沢の出合は広場になっていて、ここから先は谷は大きく開け、両岸に広場が連続して現れるようになる。

自然の造形美
自然の造形美
oooooo 芋ノ窪の出合付近
芋ノ窪の出合付近
oooooo 第2ゴルジュ5m滝
第2ゴルジュ5m滝

 開けた沢をのんびりと登る。途中、5m程の滝を越えてさらに進むと左岸より支沢が滝となって合流する。少し登ってみると何段かの滝となっていた。本流との水量比は2対1くらいの支沢だ。そのすぐ上では右岸からの支沢が水量比4対1で合流。そしていくつかの小沢を見送り左岸から入る水量比3対1の支沢出合は小屋跡と思われる広場になっている。
 その先、右岸からの支沢を1本見送ると、再び右岸からの支沢が入る。ここは水量比2対3くらいで2俣状である。2つの沢の間には根元付近から3本に分かれた特徴的な木が立っている。左沢は登山道への最短ルートだと思われるが、和名倉山を目指すなら右沢だ。ここからは傾斜が急になり、ボサも多く歩きにくくなってくる。苦しみながら登っていくとやがてどっちに行くべきか迷う2俣となる。
 2俣はどちらに行っても登山道は近いと思われるが、今回は左に進む。すると間もなく見覚えのある千代蔵休場下の湧水地点に到着した。この時期でも水は豊富に湧き出ていた。千代蔵休場はここからすぐ上なのだが、最後の登りはとてもキツかった。

 千代蔵休場でとりあえず靴を履き替え、荷物を丸ごと置いて和名倉山まで往復する。下降路の二瀬尾根道は今回で6度目なので気は楽だ。 しかしながら強行日程での長い下りはキツく、吊り橋先の埼玉大学秩父山寮にたどり着いた時はボロボロ状態だった。(^^;

<<< 遡行図 >>>

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