奥日光外山沢川の秘瀑&白根山探訪報告


(00年9月18日)


<00'9.18 歩行記録>

湯元駐車場(5:00)〜湯滝下(5:35)〜小滝(5:45)〜弓張峠(6:30)〜
外山沢川(6:40-55)〜緑沢出合(7:50)〜庵滝(8:00-15)〜緑沢出合(8:20)〜
緑沢2俣(8:30)〜外山沢無名大滝(8:45-50)〜緑沢2俣(9:00)〜
25m滝下(9:10-15)〜20m滝下(9:20-25)〜緑滝下(9:35-50)〜
緑滝上(9:55-10:05)〜稜線(11:50-12:00)〜前白根山(12:10-35)〜
白根山(奥白根山)(13:50-14:05)〜前白根山(15:15-25)〜
湯元スキー場(17:15-20)〜湯元駐車場(17:50)

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 いつまでたっても忙しいまま休みも取れない会社にいい加減嫌気が差して、今回は平日を休業にして滝と山に出掛けてきた。 仕事が忙しくてここしばらくは運動らしい事を何もやっておらず体力低下が心配であったが、自分としてはかなりハードなコースを選択してしまったこともあり下山した時はヘロヘロ状態。 それでも当初の予定は何とか全てクリア出来たので満足のいく山行であった。

 湯元温泉の駐車場を5時に出発。 まだ周囲は薄暗いが台風一過で天気は申し分なさそうだ。 まずは湯の湖畔の道を湯滝へと向かう。 下より見上げる湯滝は水量も多くなかなか見事だった。 まあ早朝なので観光客が誰もいないのが良かった気もするが....
 ここからは湯川右岸の道を小滝へと向かう。 小滝は落差5m程の幅広の滝だが周囲環境は湯滝より数段上だろう。 ここから歩道は湯川沿いに戦場ヶ原へと続く。 とても気分良く歩ける道である。 途中で光徳、赤沼への道を左に分け、鹿よけの柵を通り抜けると小田代ヶ原だ。 朝もやの中にちょうど朝日が差し込む幻想的な風景が素晴らしかった。 鹿よけの柵をもう一度くぐり抜け緩斜面を少し登ると弓張峠の自動車道に出た。 自動車道をショートカットして下り、再び林の中の道を数分歩くと外山沢川にかかる橋に出た。ここで遡行モードに身支度を整える。

庵滝1
庵沢庵滝
oooooo 庵滝2
庵沢庵滝近影
oooooo 庵滝3
庵滝裏側より

 外山沢川を遡行し始めると意外と水量が多く歩きにくい部分も多かった。 ただ左右の潅木の中には踏み跡が多く残っているのでそれらを効率良く使用して距離を稼いでいく。 遡行開始から約1時間で緑沢出合に到着した。 ここからひとまず庵沢を登って庵滝を目指す。
 庵滝は今回の登頂ルートから外れているのであまり遠かったら途中で引き返す予定だったが、しばらく上ると前方には庵滝の大きな水柱が見えてきた。 庵滝は落差25mくらいだが想像以上に立派な滝だった。 これほど形の整った直瀑となると日光では一番か? 少なくとも現在の華厳の滝と比べたら落差こそ劣るものの軍配は庵滝に上がるのではないだろうか。 そしてこの滝のもうひとつの魅力は裏見滝でもあることだ。 この点でも同じ日光の裏見の滝よりは上かな? 周囲の風景もGoodだ。

無名大滝1
外山沢無名大滝1
oooooo 無名大滝2
外山沢無名大滝2

 庵滝をしばらく堪能した後、緑沢出合に戻り今度は緑沢に入る。 荒れ気味の沢を10分ほど遡行すると左緑沢、右外山沢の2俣。 体力、時間共に既に余裕は無くなっていたが、ここで断念すると後で大いに後悔することになりそうな気がしたので外山沢にかかる無名の大滝を目指すことにする。
 荒れた沢を獣道頼りに登り、最後に5m程のナメ状滝をよじ登ると前方には大岸壁が聳え、その左手に大滝が30m以上の落差をもって落下していた。 水量こそ少ないが風情があって見事な滝だ。 周囲を見渡すと岸壁の右手にも小さな滝がかかっていて、なんとも言えない風景の中であった。

25m滝1
緑沢25m滝1
oooooo 25m滝2
緑沢25m滝2
oooooo 20m滝
緑沢20m滝

 再び2俣に戻った時にはかなり体力消耗していたが、気合を入れなおして本来の登頂ルートである緑沢に向かう。 緑沢に入ると徐々に両岸が狭まりゴルジュ状になってくる。 やがていくつかの小滝の先に右手より落ち込むように25mの滝が現れる。 実際の落差はもっとありそうな見事な滝で、手前から見ると正面に見える右岸から注ぐ枝沢の段々滝が何ともいえないアクセントを加えている。 また正面から見るこの滝は広河原沢の山吹の滝にも良く似ていた。
 この滝は本流と枝沢の中間に有る小ルンゼを利用して高巻く。 上部では高度があるのでスリップには要注意だ。 高巻きを終えて沢をのぞくとまず左岸から枝沢がナメ状滝になって注ぎ、その先本流はすぐに20m程の幅広滝となって行く手を阻んでいた。 湯滝を縦に押しつぶしたような滝である。 この滝は右側水線沿いを気持ち良く直登していく。

緑滝1
緑滝下部の流れ1
oooooo 緑滝2
緑滝下部の流れ2
oooooo 緑滝3
緑沢緑滝

 20m滝を登るとまず視界の一番奥には緑滝の姿。 そして緑滝下からはきれいなナメが続いており、その途中には左岸から見事なスラブ滝となった枝沢が注いでいた。 なかなか絵になる光景だ。 本流のナメ滝をザブザブと快適に登っていくと念願だった緑滝の全景が視界に飛び込んでくる。 落差40mあまりを3段になって落下する緑沢を代表する美瀑である。 緑滝というネーミングにも良くマッチした本当に素晴らしい滝であった。

3m滝
緑滝上部3m滝
oooooo 5m滝
緑滝上部5m滑状滝
oooooo 白根山
白根山と五色沼

 緑滝は草付きの右壁をよじ登る。 上部はやや手がかりが乏しいので注意をして越えていく。 緑滝の上部には大きな滝こそ無くなるが、雰囲気の良い小滝がしばらく続いて楽しめる。 沢は次第に急になっていくが水はなかなか無くならない。 前半戦のオーバーワークのせいか今回の詰めは非常にきつかったが、稜線間近まで水流があったのがかなり救いになった気がする。 そして最後は藪こぎもなく稜線上の登山道にたどり着いた。

 一息入れた後、前白根山に向かう。 前白根山はなかなか展望に恵まれた頂だったが、これから目指す白根山がやたらと遠く高く望まれてちょっと嫌になったのも事実なり。 でもここまできたからにはと気を取り直し白根山の頂を目指して出発する。
 右手に五色沼を見ながら前白根山から急下降。 しばらく緩い登り道となりそれからまた避難小屋にう向かって再度急下降する。 そして避難小屋からお花畑の中の道を5分ほど歩くと白根山頂に向かって一気に登る道となった。 この登りは非常にきつかったが、何度も休憩を取りながらやっとたどり着いた山頂は、神社のある広い頂の峰と最高点の狭い頂の峰からなり、百名山にふさわしい素晴らしさであった。

 時間も無いので眺めを楽しむ間もなく15分程で山頂を後に下山開始。 下りも既に足腰がだいぶまいっているので非常にきついものとなった。 特に前白根山の登り、そして天狗平から先、湯元新道が尾根を外れてからの下り道は道と言うよりガレと言ったほうがよいようなすごい道だった。 何度もズルズルやりながらいい加減に投げ出したくなる頃、やっと湯元スキー場の上部に到着した。 ここからは林道を駐車場までダラダラと下って行くだけである。

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